イベント
日本数学会北海道支部講演会・支部総会
2018年12月12日 開催
開催日時
2018年12月12日 15時00分 ~ 2018年12月12日 18時00分
場所
理学部3号館205室
講演者
梶野 直孝(神戸大)、小林 真平(北大)
世話人:長谷部 高広・高橋 雅朋
プログラム
15:00~15:30 Tea time (理学部3号館205室)
15:30~16:30 小林 真平 「離散微分幾何学と可積分系」
16:45~17:45 梶野 直孝 「フラクタル上のラプラシアンに対する解析学」
17:45~18:00 支部総会
アブストラクト
小林 真平
「離散微分幾何学と可積分系」
離散微分幾何学は,1950年代にSauerとWunderlichによって連続な曲線および曲面の類似として始められた.ながらく,この研究は忘れられていたが,1990年代にBobenkoとPinkallによって,離散微分幾何学と可積分系(広田良吾による離散可積分方程式)の関係が明らかにされて以降,活発に研究されている.鍵となるのは,可積分性を保った離散化であり,そのためにLax形式が効果的に使われる.講演では,可積分系の手法による離散微分幾何学の研究を概観し,講演者がHoffmannとZiと行った離散平均曲率一定曲面についての共同研究についても解説する予定である.
梶野 直孝
「フラクタル上のラプラシアンに対する解析学」
アブストラクトpdf