歴史
明治5年(1872) 4月 | 開拓使によって開拓使仮学校が設置された(初代校長:荒井郁之助) |
明治8年(1875) 7月 | 開拓使によって開拓使仮学校は札幌学校となった |
明治9年(1876) 8月 | 札幌学校は札幌農学校となった |
明治15年(1882) 3月 | 札幌農学校は農商務省の所轄となった |
明治19年(1886) 2月 | 札幌農学校は北海道庁の所管となった |
明治28年(1895) 4月 | 札幌農学校は文部省直轄となった |
明治40年(1907) 6月 | 札幌農学校は東北帝国大学農科大学となった |
大学予科が付設された | |
大正7年(1918) 4月 | 北海道帝国大学が設置され東北帝国大学農科大学は北海道帝国大学農科大学となった |
大正8年(1919) 2月 | 北海道帝国大学農科大学は北海道大学農学部となった |
大正15年(1926) | 理学部設置が帝国議会で可決された |
昭和2年(1927) 9月 | 理学部設立委員会が発足した |
昭和4年(1929) 4月 | パリ会議が開催された |
昭和5年(1930) 4月 | 理学部が設置された |
数学科が設置された | |
数学第二講座(幾何学)、第三講座(解析学)が設置された | |
9月 | Journal of the Faculty of Science, Hokkaido Imperial University, Series 1, Mathematics の刊行を開始した |
9月27日 | 理学部開学式が行われた |
昭和7年(1932) 4月 | 数学第一講座(解析学)が増設された |
Blaschke教授による講義が行われた | |
昭和8年(1933) 3月 | 第1期卒業式が行われた |
昭和12年(1937) 7月 | 日本数学物理学会年会が開催された |
昭和13年(1938) | テンゾル学会(代表:河口商次)の機関誌 TENSOR が創刊された |
昭和13年(1938) 10月 | 北海道帝国大学理学部 功力金二郎を中心として和文誌「位相數學」を発刊(編集、発行元は「位相數學談話會」) |
昭和14年(1939) 3月 | 最初の学位授与が行われた |
5月 | 功力金二郎が帝国学士院賞を受賞した |
昭和16年(1941) 4月 | 大学予科に理類が設置された |
10月 | 岡潔が功力研究室研究補助員に就任した。翌年11月迄の在職期間中に「不定域イデアル」の着想を得た |
11月 | 数学第四講座(代数学)が増設された |
昭和22年(1947) 10月 | 北海道帝国大学は北海道大学となった |
北海道大学制度改正実行委員会が発足した | |
昭和23年(1948) 1月 | 北海道大学制度改正実行委員会専門分科会が発足した |
7月 | Journal of the Faculty of Science, Hokkaido University, Series 1, Mathematics の刊行を開始した |
昭和24年(1949) 5月 | 国立学校設置法公布により新制の北海道大学となった |
6月 | 教養学科が設置された |
10月 | 北海道大学数学教室再建委員会が発足した |
昭和25年(1950)3月 | 大学予科が廃止された |
5月15日 | 守屋美賀雄が北海道大学で開催されたイールズGHQ民間情報局教育顧問講演会・公開懇談会にて、同氏の主張を論破した |
7月 | 桂田芳枝に理学博士号が授与された(数学で初の女性理学博士) |
8月 | 北海道大学数学教官選考委員会が発足した |
昭和26年(1951) | 岡潔が日本学士院賞を受賞した |
4月 | 教養学科は一般教養部となった |
昭和28年(1953) | 岡潔が朝日賞を受賞した |
吉田洋一が第1回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞した | |
4月 | 新制大学院理学研究科が設置された |
昭和32年(1957) 7月 | 一般教養部は教養部となった |
昭和35年(1960) | 岡潔が文化勲章を受賞した |
昭和36年(1961) | 福原満洲雄が日本学士院賞を受賞した |
昭和39年(1964) 2月 | 数学第一、第二、第三、第四講座は位相解析学、幾何学、解析学、代数学講座となった |
昭和41年(1966) 4月 | 解析学講座は函数方程式論講座となった |
昭和42年(1967) 4月 | 多様体論講座が増設された |
10月 | 桂田芳枝が教授に昇任した(旧帝国大学で初の女性教授) |
昭和43年(1968) 6月 | 函数論講座が増設された |
10月 | 東屋五郎による記事「北海道大学」が「数学」に掲載された |
昭和44年(1969) 5月 | 整数論講座が増設された |
昭和46年(1971) | 守屋美賀雄が聖グレゴリオ勲章 (ローマ法王庁)を受賞した |
昭和47年(1972) 4月 | Hokkaido Mathematical Journalの刊行を開始した |
昭和48年(1973) 11月 | 桂田芳枝が北海道文化賞を受賞した |
昭和49年(1974) | 河口商次が勲二等瑞宝章を受賞した |
9月 | 第1回谷口国際シンポジウム「有限群論国際シンポジウム」(代表:岩堀長慶、都筑俊郎、永尾汎)が開催された |
昭和50年(1975) 7月 | 第1回偏微分方程式論札幌シンポジウム (代表:白田平) が開催された |
昭和52年(1977) | 守屋美賀雄が勲二等瑞宝章を受賞した |
昭和54年(1979) | 本部均が勲三等旭日中綬章を受賞した |
昭和56年(1981) | Hokkaido Mathematical Journal 第10巻特別号を倉持善次郎還暦記念号として出版した |
昭和58年(1983) 10月 | Hokkaido Mathematical Journal第12巻第3-4号を白田平還暦記念号として出版した |
昭和60年(1985) 9月 | 越昭三が理学部長に就任した |
昭和62年(1987) 4月 | プレプリントシリーズ及び数学講究録の刊行を開始した |
応用数理講座が増設された | |
平成3年(1991) 10月 | 日本数学会秋季総合分科会が開催された |
平成4年(1992) 4月 | 計算数理学講座が増設された |
平成6年(1994) 8月 | 高校生のための数学講座 (責任者:上見練太郎) を開始した |
平成7年(1995) 4月 | 理学研究科数学専攻を再編成し代数構造学、空間構造学、数理解析学の三大講座と情報数理(電子科学研究所)の一協力講座を設置した |
教養部が廃止された | |
高等教育機能開発総合センターが設置された | |
7月 | 第4回日本数学会国際研究集会「非線型波動」(代表:小澤徹)が開催された |
平成9年(1997) 3月 | 儀我美一が日産科学賞を受賞した |
北海道東北開発公庫が「産学官連携に関する道内研究者の意識調査」を発表した | |
平成10年(1998) 3月 | 小澤徹が日本数学会賞春季賞を受賞した |
5月 | 「数学専攻外部評価資料」を発行した |
7月 | 第1回日仏特異点シンポジウム(代表:諏訪立雄)が開催された |
9月 | 島田伊知朗が日本数学会賞建部賢弘賞を受賞した |
12月 | 「数学専攻外部評価」が公表された |
平成11年(1999) 5月 | 白田平が勲三等旭日中綬賞を受章した |
8月 | 札幌天神山国際ハウスシンポジウムを開始した |
9月 | 儀我美一が日本数学会賞秋季賞を受賞した |
小野薫が日本数学会幾何学賞を受賞した | |
平成12年(2000) 2月 | 第1回北東数学解析研究会が開催された |
10月 | 第1回画像処理とコンピュータービジョン研究会が開催された |
平成13年(2001) 6月 | 加藤敏夫記念国際研究集会(代表:岡本久)が開催された |
8月 | 先端研究のための数学センター (代表:津田一郎) が開設された |
9月 | 高岡秀夫が日本数学会賞建部賢弘特別賞を受賞した |
平成14年(2002) 6月 | 安藤毅がHans Schneider賞を受賞した |
9月 | 西浦廉政が日本数学会賞秋季賞を受賞した |
清原一吉が日本数学会幾何学賞を受賞した | |
11月 | 道内高校において出前講義を開始した |
平成15年(2003) 4月 | 第1回理学研究科諮問委員会が開催された |
7月 | 21世紀COEプログラム「特異性から見た非線形構造の数学」 (拠点リーダー:小澤徹) が採択された |
8月 | 第12回日本数学会国際研究集会「特異点論とその応用」 (代表:泉屋周一) が開催された |
9月 | ポーランド科学アカデミー数学研究所と学部間交流協定を締結した |
10月 | 第1回北海道大学‐ソウル大学校数学シンポジウムが開催された |
12月 | 第2回理学研究科諮問委員会が開催された |
平成16年(2004) 1月 | 復旦大学数学研究所と学部間交流協定を締結した |
2月 | 儀我美一が井上学術賞を受賞した |
6月 | UCLA数学物理学部と学部間交流協定を締結した |
9月 | 日本数学会秋季総合分科会が開催された |
駐日フランス大使 来訪 | |
平成17年(2005) 2月 | 第1回COE数学総合若手研究集会が開催された |
3月 | 中村郁が日本数学会代数学賞を受賞した |
9月 | 第1回応用数理サマーセミナーが開催された |
小野薫が日本数学会賞秋季賞を受賞した | |
高橋雅朋が日本数学会賞建部賢弘奨励賞を受賞した | |
10月 | 21世紀COEプログラム「特異性から見た非線形構造の数学」に対する中間評価が公表された |
11月 | 第3回理学研究科諮問委員会が開催された |
平成18年(2006) 1月 | 蔵本由紀が朝日賞を受賞した |
4月 | 北海道大学 大学院理学研究科は「北海道大学 大学院理学院」へと再編された |
北海道大学大学院理学研究科数学専攻は | |
「北海道大学大学院理学研究院数学部門(教員組織)」・「北海道大学大学院理学院数学専攻(大学院・教育関連)」に名称変更された | |
6月 | 安藤毅がSz. ナジーメダルを受賞した |
7月 | 逆問題国際会議が開催された |
環太平洋数学協会(PRIMA)に加盟した | |
8月 | 第2回東アジアSIAMシンポジウムが開催された |
第1回日中韓数値解析会議が開催された | |
9月 | 勝良健史が日本数学会賞建部賢弘奨励賞を受賞した |
佐治健太郎が日本数学会賞建部賢弘奨励賞を受賞した | |
平成19年(2007) 2月 | 小野薫が井上学術賞を受賞した |
第1回札幌・福岡幾何学セミナーが開催された | |
4月 | 山口佳三が理学研究院長・理学院長・理学部長に就任した |
7月 | 国際研究集会 Representation Theory, Systems of Differential Equations and their Related Topicsが開催された |
8月 | Vogan教授による北海道大学数学公開講演会が開催された |
9月 | 飯間信が日本物理学会若手奨励賞を受賞した |
10月 | 第12期卒 大杉冨美子関連資料が大学文書館に寄贈された |
12月 | 文部科学省科学技術・学術政策局より |
「イノベーションの創出のための数学研究の振興に関する調査」業務を受託した | |
平成20年(2008) 3月 | 北海道大学国際シンポジウム『イノベーション創出と数学研究‐諸科学・産業技術の「知の深み」を目指して‐』が開催された |
札幌天神山国際ハウスの運営終了に伴い,札幌天神山国際ハウスシンポジウムを終了した | |
21世紀COEプログラム「特異性から見た非線形構造の数学」拠点形成事業を終了した | |
高岡秀夫が日本数学会賞春季賞を受賞した | |
理学部3号館改修 | |
4月 | 北海道大学数学連携研究センター(センター長:津田一郎)が設置された |
第1回数学連携サロンが開催された | |
若手研究者インターナショナル・トレーニングプログラム | |
「特異点・トポロジー・数理解析を基盤とする北大モデル数学若手研究者国際派遣事業」を開始した | |
理数学生応援プロジェクト「理数応援ニューフロンティア・プロジェクト」を開始した | |
高岡秀夫が科学技術分野 若手科学者賞を受賞した | |
9月 | 戸松玲治が日本数学会賞建部賢弘奨励賞を受賞した |
12月 | 21世紀COEプログラム「特異性から見た非線形構造の数学」に対する事後評価が公表された |
平成21年(2009) 3月 | 理学部4号館改修 |
8月 | 中村玄が平成21年度科学技術分野科学技術賞を受賞した |
9月 | 相川弘明が解析学賞を受賞した |
3号館前の桜の木の植樹(8本) | |
平成22年(2010) 3月 | 寺尾宏明が第13回代数学賞を受賞した |
4月 | 津田一郎がHFSP Program Award “Deliberative Decision Making in Rats”を受賞した |
12月 | 利根川吉廣が第2回福原賞を受賞した |
平成23年(2011) 2月 | 澁川陽一が北海道大学教育総長賞を受賞した |
4月 | 寺尾宏明が理学院長に就任した |
12月 | 米田剛が第28回井上研究奨励賞を受賞した |
平成24年(2012) 3月 | 坂井哲が北海道大学教育総長賞を受賞した |
9月 | 米田剛が日本数学会賞建部賢弘特別賞を受賞した |
平成25年(2013) 4月 | 山口佳三が第18代北海道大学総長に就任した |
寺尾宏明が理学研究院長・理学部長に就任した | |
李振風がHFSP Program Award “From stochastic cell behavior to reproducible shapes: the coordination behind morphogenesis”を受賞した | |
7月 | 国際研究集会The 6th Pacific RIM Conference on Mathematics 2013が開催された |
8月 | 津田一郎がMerit Award (The 4th International Conference on Cognitive Neurodynamics 2013)を受賞した |
山口裕がBest Poster Award (The 4th International Conference on Cognitive Neurodynamics 2013)を受賞した | |
9月 | 利根川吉廣が解析学賞を受賞した |
平成26年(2014) 3月 | 坂井哲が北海道大学教育総長賞を受賞した |
秋山正和が第一回日本数学会応用数学研究奨励賞を受賞した | |
ギンダーエリオットが第一回日本数学会応用数学研究奨励賞を受賞した | |
5月 | 行木孝夫が情報知識学会誌第11回論文賞を受賞した |
平成28年(2016) 2月 | 長山雅晴が北海道大学研究総長賞奨励賞を受賞した |
浜向直が第32回井上研究奨励賞 /井上科学振興財団)を受賞した | |
7月 | 総合博物館にて数学展示を開始した |
11月 | 行木孝夫がThe 4th lnternational Symposium on Computing and Networking Best Poster Paper Awardを受賞した |
12月 | シモーナ・セッテパネーラがG7・WINDS大使に就任した |
平成29年(2017)1月 | 長山雅晴が北海道大学研究総長賞優秀賞を受賞した |
4月 | WeBWorKを開始した |
吉永正彦が文部科学大臣表彰 若手研究者賞を受賞した | |
5月 | 第1回数学科キックオフ合宿(場所:大雪青少年交流の家)を開催した |
6月 | 数学科探検を開催した |
平成30年(2018)1月 | 数学事務室が北海道大学教育研究支援業務総長表彰優秀賞を受賞した |
5月 | 第2回数学科キックオフ合宿(場所:大雪青少年交流の家)を開催した |
7月 | 数学科探検を開催した |
市民講演会「AI時代における新しい生き方・数学者のデザイン力」(講師:Claus Dohmen 氏、竹本 亨史 氏、臼井 耕太 氏)を開催した | |
10月 | 数学パワーアップセミナー(場所:大雪青少年交流の家)を開催した |
OLIS‐北海道大学保険フォーラム「保険業界におけるアクチュアリーと数学の応用」が開催された(主催:OLIS、講師:千葉悌 氏/北大数学科OB 他) | |
令和元年(2019)5月 | 第3回数学科キックオフ合宿(場所:大雪青少年交流の家)を開催した |
9月 | 数学パワーアップセミナー(場所:大雪青少年交流の家)を開催した |
神保秀一、跡部発が日本数学会2019年度秋季総合分科会にて特別講演を行った | |
10月 | 数学科・数学専攻講演会「未踏の領域でソフトウェア開発を行い市場を作り出す」(講師:株式会社くいんと代表取締役 石井惠三氏)を開催した |
数学科・数学専攻講演会「社会課題解決のための数理・AI技術とその実践」(講師:(株)富士通研究所 人工知能研究所 プロジェクトディレクター 穴井宏和氏)を開催した | |
正宗教授が札幌南校にて出張講義を行った(Academic Fantasista) | |
12月 | 浜向 直が北海道大学教育研究総長表彰を受賞した |
行木孝夫が共同研究のプレスリリースを行った(化学部門 石森浩一郎教授との共同研究) | |
令和2年(2020)2月 | 北大総合博物館の数学展示がリニューアルされた |
4月 | 北海道大学数学教室のウェブサイトをリニューアル公開した |
5月 | 中国在住の本専攻修了生7名より1150枚のマスクが寄贈された |
令和3年(2021)3月 | 朝倉政典が日本数学会代数学賞を受賞した |
黒田紘敏、寺本央(電子科学研究所)、長谷部高広、正宗淳が日本機械学会賞(論文)を受賞した | |
4月 | 跡部発が令和3年度科学技術分野の文部科学大臣表彰若手科学者賞を受賞した |
10月 | フロンティア入試TypeⅡによる選抜が始まった |
令和4(2022)3月 | 劉逸侃(電子科学研究所)が2021年度日本数学会応用数学研究奨励賞を受賞した |
4月 | 跡部発が北海道大学ディスティングイッシュトリサーチャーの称号を付与された |
西浦廉政(国際理学連携教育センター数理連携推進室招へい教員)が、北海道大学ディスティングイッシュトプロフェッサーの称号を付与された | |
7月 | 北海道大学総合博物館夏季企画展「感じる数学 Tangible Math~ガリレイからポアンカレまで~」を開催した |
8月 | 坂井哲がエクセレントティーチャーズに選出された |
9月 | 日本数学会2022年度秋季総合分科会が北海道大学で開催された |
令和5(2023)3月 | 儀我美一が第2回日本数学会賞小平邦彦賞を受賞した |
栄伸一郎が2022年度日本数学会応用数学賞を受賞した | 7月 | 鈴木悠平がFrontiers of Science Awardsを受賞した |
長谷部高広、黒田紘敏が日本応用数理学会論文賞を受賞した | |
9月 | 坂井哲、浜向直がエクセレントティーチャーズに選出された |
令和6(2024)6月 | 佐藤讓(電子科学研究所)が共同研究のプレスリリースを行った(九州大学の坂東麻衣教授、同大学博士課程3年の平岩尚樹氏、リオデジャネイロ連邦大学数学研究所のイザイア ニゾリ博士との共同研究) |
参考文献
- 北大理学部五十年史 (北海道大学理学部)
- 日本数学会編集「数学」 (岩波書店)
- 杉山滋郎「北の科学者群像」 (北海道大学図書刊行会)