修了後の進路

自然科学が外の世界にある自然現象を対象とする学問であるのに対して、数学は数・図形・関数・方程式など、人間の内面にある抽象概念を対象としており、諸科学を人間のあたまの中に写し出す鏡の役割をしています。それ故に普遍性と汎用性に優れ、理学・工学・社会科学等のさまざまな分野に応用されています。このような特性のおかげで、修了後の就職に関しても、さまざまな業種や企業から数学の人材が求められています。

年度によって人数は変わりますが、一定数の学生は修士課程修了後に博士課程に進学し、研究者をめざします。最近では、博士課程修了後に企業に就職するケースも増えています。他方、多くの学生は修士課程修了後に就職します。民間企業では、システム・エンジニア、IT・AIなどの情報系、保険・金融関係が主流となりますが、メーカーなどに就職する学生もいます。現在は、インフラ構築やシステム開発など、仕組みそのものを作っていく仕事が増えており、論理的思考や抽象化に親しんだ数学の学生向きの時代になっています。また、専修教員免許を取得して中学・高校の教員になる人や、公官庁に勤める人もいます。

過去5年間の修士修了者進路の割合(令和3年4月現在)

卒業年度 進学 就職
本専攻 他大学等 官公庁 金融/保険 IT 教職 一般企業 その他
令和2年度 10 1 0 3 13 4 3 8 42
令和元年度 8 0 0 3 13 5 5 3 37
平成30年度 8 2 0 1 9 5 1 2 28
平成29年度 10 1 2 6 8 3 7 6 43
平成28年度 8 0 1 3 13 2 4 5 36
合計 44 4 3 16 56 19 20 24 186