在学生の

理学部数学科

数学科で学ぼう!

年藤 堅二郎さん 数学科3年生(2025年現在)

私は高校生の時に読んだ数学の読み物をきっかけに数学を好きになり北大の数学科を目指しました。今現在は純粋な数学そのものにも興味がありますが、数学と他分野との繋がりにも興味があり、学部卒業後は北大の理学院の数学専攻に進学したいと考えています。将来は数学科で学んだことを活かせるような職に就きたいです。数学をやっていて面白いと思うポイントは、数学の定理や問題が分からないときに自分なりに考えて理解し、腑に落ちる瞬間です。また、多くの数学書を所蔵している数学科図書館や友人と一緒に議論して数学を深めあうことができる環境があるのが北大数学科の強みかなと思います。数学が好きな人や数学に興味がある人はぜひ数学科を目指してほしいです。

北大数学科の魅力

安田 桃子さん 数学科3年生(2025年現在)

私が数学に魅力を感じたのは、「連続」の定義をはじめて学んだときに授業で耳にした「イメージでは他者に伝わらない。時間をかけて正確な言葉で理解することで、豊かなイメージを獲得し他者とつながる強力な手段を得る」という言葉からでした。イメージという感覚的なものが、数学という時代や国を超えた共通言語に還元されることに、私は大きなロマンを感じます。もっともその理解には想像以上に時間がかかり、不安になることもありますが、ゼミが大きな支えになります。発表を通じて正確に伝える練習ができ、仲間と助け合い、一緒に悩むこともできます。北大数学科では自主ゼミが盛んに行われています。多様な分野を学年を交えて共に学べる北大にみなさんも来てみませんか。

大学院理学院数学専攻

博物館や森があって歩くだけで楽しいキャンパス

大島 修一さん 数学専攻修士1年生(2025年現在)

私は学部の時から作用素環論という物理や無限次元に関係する数学の分野が好きで、作用素環についてもっと知りたいと思い大学院に進学しました。数学科の建物には数学書の豊富な図書館があり、読みたいなと思った本や論文をすぐに読むことができるなど学習する環境が揃っています。また先生と学生の距離が近く気軽に質問や数学に関係のない会話がしやすいです。学生同士の距離も近く自分たちで論文や本を選んで一緒に読むという自主ゼミというものも頻繁に行われています。

好きなことを探せる場所

木之下 ひよりさん 数学専攻修士1年生(2025年現在)

北大大学院理学院数学専攻は、数学科出身者はもちろん、様々なバックグラウンドを持つ学生が集まっています。私自身も学部三年次まで経済学を専攻していたため、異分野からの学びを歓迎する校風に魅力を感じました。図書室の充実度や、数学以外の分野にも自由に触れられる環境に驚き、自分のペースで研究に打ち込むことができています。専門分野の知識を仲間と共有する時間も楽しく、交流探究という授業では、学生同士で研究内容を共有しあうことで、数学の新しい視点に出会うこともできます。将来は、数学で培った論理性や柔軟な発想を生かし、数学を扱う仕事を通じて、身近な人や社会を少しでも明るくできるような職に就きたいと考えています。

もっと知りたい気持ちが、学びを深めていく

古郷 優平さん 数学専攻博士2年生(2025年現在)

もともと高校の数学教員になりたいと思い北大数学科に進学しましたが、学ぶうちに「もっと深く知りたい」という気持ちが強くなり、博士課程まで進みました。現在は可積分系とそれに関連する微分幾何学を研究しており、複雑な事象が綺麗に理解できた瞬間に大きな楽しさを感じます。将来は、研究に限らず教育など、数学に関わる仕事に携わりたいと考えています。北大では、自然に囲まれた環境で豊富な蔵書に触れながら、じっくり数学に向き合うことができます。また、学内の3Dプロジェクトでは、同期や後輩と協力して数学的なパズルや模型を3Dプリンターで作成しています。分野を越えて多くの人と交流できるのが魅力です。