学ぶ環境と教育の特色
学ぶ環境
数学教室は札幌市の中心部に位置します。キャンパスは、春は桜を始め花が咲き乱れ、夏は涼しく、秋は金色に色づくイチョウ並木、冬は北海道ならではの、白くて美しい雪景色を楽しむことが出来ます。たくさんの札幌市民や観光客が訪れる「大通」及び「すすきの」エリアは、キャンパスから徒歩圏内です。本学構内で美しい自然に触れ、構外では都会的な生活を楽しむ・・・自然と都市の調和がとれた絶好の環境に立地しています。(北大写真アルバム)
数学図書室は約10万冊の書籍、世界の学術雑誌を所蔵しており、電子図書と合わせ、学生は膨大な数学的資産を利用できます。それらを活用し、ラウンジなどで学生同士が自由に議論する姿がよくみられます。
教育の特色
北大では学部専門教育は2年生から始まります。通常の講義に加えて、本教室では次の特色を持った教育を提供しています。
少人数教育
学部2年生からディスカッション中心の少人数制のゼミを選択できます。数学力を基に「高度な論理的思考力」「コミュニケーション能力」「問題解決能力」「自律的行動力」が鍛えられます。
実践的教育とイノベーション
企業が提示する課題やイノベーションにグループで挑み、プレゼンテーションやディスカッションの経験が積めます。たとえば、日立製作所との共同研究には多数の学生も参加して、すばらしい成果をあげています。
国際性
数学教室は、ローマ大学、ピサ大学、ドレスデン工科大学、清華大学、ソウル大学を含む海外の20以上の有力大学と提携を結んでおり、提携大学の学位も取得できるダブル・ディグリー・プログラムを導入しています。また、海外の大学におけるサマースクールを主催し、多くの学生が参加しています。
最先端の研究
数学教室には、代数学、幾何学、解析学、応用数理にまたがる総勢約60名の研究者が在籍しており、 毎年100名を越す海外の研究者が訪問し、専門分野ごとのセミナーや学際的セミナー、少人数の勉強会、様々なワークショップ、世界の研究者が一堂に集う国際シンポジウムなど、国内における重要な研究機関として活発に研究活動を展開しています。国内最大規模の学生主体の研究集会「数学総合若手研究集会」は数学教室の学生を中心に運営されています。数学教室の学生なら誰でもこれらのイベントに参加することができ、世界の最先端の研究に触れることができます。
また、それぞれの学生の希望に応じたきめ細かい進路指導、多くの有力な企業による企業説明会など、学生の進路と就職支援に特に力を入れています。多くの卒業生が社会の多様な分野で能力を発揮して責任ある立場において活躍しています。