Geometry Colloquium: K3曲面のgluing constructionについて（上原崇人）

Time： 16:30 – 18:00

Place：理学部4号館4-501室　　　※対面形式で行う予定です。集中講義と合同で行うため、いつもと部屋が異なっております。ご注意ください。

Speaker：上原崇人氏（岡山大学）

Title： K3曲面のgluing constructionについて

Abstract：本講演では, K3曲面のgluing constructionについて紹介する. 具体的には, 複素射影平面の9点blowupに埋め込まれた楕円曲線の正則管状近傍の補集合で与えられる開複素曲面を2つ用意して, この2つの複素曲面を正則に貼り合わせることで19次元のK3曲面の族が構成されることを示す. また, toroidal群と同型な正則管状近傍上の直線束の拡張可能性を用いて, K3曲面上の直線束のgluing constructionを紹介するとともに, 18次元の射影的なK3曲面の族が存在することを示す. 本講演は小池貴之氏(大阪公立大学)との共同研究に基づく.

幾何学コロキウムは5月まで開催を見合わせておりましたが、6月から対面での講演を再開いたします。上記のほか、現在決定している講演予定は以下の通りです。（2022.5.26現在）

6/10（金）足立二郎氏（北海道大学）
題目：「最も積分不可能な奇数次元分布の存在と分類について」

7/15（金）片長敦子氏（信州大学）
題目：TBA
アブストラクト：TBA

7/22（金）佐野太郎氏（神戸大学）
題目：TBA
アブストラクト：TBA