イベント
幾何学コロキウム:接触ラウンド手術の一般化とその柔軟性の議論への応用について(足立二郎氏,北海道大学)
2019年7月12日 開催
開催日時
2019年7月12日 16時 30分 ~ 2019年7月12日 18時 00分
場所
理学部3号館3-204室
講演者
足立 二郎(北海道大学)
タイトル: 接触ラウンド手術の一般化とその柔軟性の議論への応用について
アブストラクト:
多様体のラウンドハンドル分解の理論は,非特異Morse-Smale流の研究のために1970年代にAsimovにより導入された.この方法をさらに一般化して,接触・シンプレクティック幾何学に導入することを考えた.それは,様々な問題の考察に有効であることが分かってきている.
まず,これらの“ハンドル“と“手術“の,高次元と高階への2種類の一般化の構成をお話しする.
また,高次元や高階の接触構造の柔軟性に関する議論が近年活発になっている.上の方法の応用として,柔軟性の議論を3次元1階の理論から統一的に眺める方法を紹介したい.