沼田泰英 教授
研究内容
私は、主に表現論や環論と呼ばれる分野に現れるような組合せ論的対象に関して、数え上げ組合せ論の視点からの研究を行なっています。対称函数や既約表現というものをコントロールするヤング図形というものが、主たる研究対象です。また、それ以外にも、組合せ論的な議論が可能な対象全般に興味があり、最近では計算代数統計学と呼ばれる分野や、位相幾何学的データ解析と呼ばれる手法などに現れる組合せ論的な構造にも、興味を持っています。
主要論文
- Numata, Yasuhide; Yamanouchi, Yuiko On the action of the toggle group of the Dynkin diagram of type A. Algebr. Comb. 5 (2022), no. 1, 149–161.
MR4389965 - Maeno, Toshiaki; Numata, Yasuhide Sperner property and finite-dimensional Gorenstein algebras associated to matroids. J. Commut. Algebra 8 (2016), no. 4, 549–570.
MR3566530 - Kuriki, Satoshi; Numata, Yasuhide Graph presentations for moments of noncentral Wishart distributions and their applications. Ann. Inst. Statist. Math. 62 (2010), no. 4, 645–672.
MR2652310
研究者総覧
個人のWebPage
連絡先
nu(at)math.sci.hokudai.ac.jp
学生へひとこと
私は、組合せ論的構造と代数的構造の両輪を回し、組合せ論的性質や代数的性質について研究をしています。色々な視点から研究を行うことが鍵となるので、直近の目標に囚われず、幅広く様々な対象・分野に興味を持ち勉強をすることも肝要だと思っています。