松本圭司 教授
研究内容
積分で定義された、あるいは積分表示のある関数は、ガンマ関数、ベータ関数、ゼータ関数、超幾何関数、等たくさんある。これらの積分をある種のコホモロジー群とホモロジー群のペアリングとみなすことで、幾何学的にこれらの関数を研究している。また、楕円曲線族に対する周期写像の逆写像として楕円モジュラー関数が現れるが、より一般の代数多様体族に対する周期写像の研究から新しい保型関数、保型形式を見出す試みを行っている。
主要論文
- Matsumoto, Keiji;
Theta functions on the bounded symmetric domain of type I2,2 and the period map of a 4-parameter family of K3 surfaces.
Math. Ann. 295 (1993), no. 3, 383–409. 2. Matsumoto, Keiji and Terasoma, Tomohide;
Arithmetic-geometric means for hyperelliptic curves and Calabi-Yau varieties.
Internat. J. Math. 21 (2010), no. 7, 939–949.
研究者総覧
連絡先
matsu(at)math.sci.hokudai.ac.jp