小林真平 教授
研究内容
平均曲率一定曲面は変分問題として定式化される曲面(面積汎関数の極値)であり、幾何学の対象として深く研究されてきました。
一方、この曲面を特徴付ける非線形偏微分方程式は、可積分系(解ける微分方程式(系)の総称)である事が知られています。可積分系の代数的側面は深く理解されていますが、幾何学的側面はまだよく理解されておらず、やるべき事が沢山あると考えています。
最近は、可積分系から定まる幾何構造の研究に関心が移ってきました。
主要論文
- S.-P. Kobayashi, Real forms of complex surfaces of constant mean curvature, Trans. Amer. Math. Soc. 363 (2011), no. 4, 1765–1788.
- J. F. Dorfmeister, J. Inoguchi, S.-P. Kobayashi, Constant mean curvature surfaces in hyperbolic 3-space via loop groups, J. Reine Angew. Math. 686 (2014), 1-36.
- Minimal cylinders in the three-dimensional Heisenberg group, Mathematische Annalen, 388 (2024), no.3, 3299-3317.
研究者総覧
https://researchers.general.hokudai.ac.jp/profile/ja.a000c28fcc3be8cc520e17560c007669.html
個人のWebPage
https://sites.google.com/site/kobayashishimpeisite/
連絡先
shimpei(at)math.sci.hokudai.ac.jp
学生へのひとこと
妥協せず真剣に取り組む事が大切です。