北海道大学理学部ホームカミングデー2024「理学で広がる未来。人生を彩る多様なキャリア発見交流会」を開催しました

2024年9月30日(月)、秋晴れの穏やかな日に理学部ホームカミングデー2024を開催しました。今年は「理学で広がる未来。人生を彩る多様なキャリア発見交流会」と題して、社会で活躍する先輩方の講演会やブース展示、懇親会を行いました。同窓生、学生、教職員など、160名を超える参加者が集まり、大いに盛り上がりました。
登壇者、ブース出展者はこちら:イベント告知ページ

網塚浩理学部長(理学研究院長/物理学部門教授/右)、司会進行の大津珠子准教授(左下)

冒頭、網塚浩 理学部同窓会長(理学研究院長/理学部長/物理学部門教授/物理学科57期)は、今年のホームカミングデー理学部企画が、永井隆哉教授(理学院長)の発案であること、そして初めての試みにも関わらず、多くの同窓生にご参加いただいたことを説明しました。特にキャリアトークやブース展示に、個人として参加してくださった同窓生の皆様に深く感謝の意を述べました。また、参加している学生のみなさんには、この貴重な機会を最大限に活用してほしいメッセージを送り、会がスタートしました。

理学部創立100周年カウントダウン講演会

つづいて、この春、学位を取得し物理学科の助教に就いた今布咲子さんによる理学部創立100周年カウントダウン講演会「北大理学で育んだ私のキャリア」が行われました。
講演レポートはこちらをご覧下さい。

今布咲子助教(理学研究院/物理学部門)
理学部および関連大学院卒業生によるキャリアトーク

卒業生13名によるキャリアトークは、一人10分という短い時間でしたが、先輩方の多岐にわたる経験談は、現役学生にとって貴重な情報源となりました。

登壇者のみなさん
門出健次 理学部同窓会理事長の閉会の挨拶
門出健次教授(理学部同窓会理事長/先端生命科学研究院)

閉会に際し、門出健次 理学部同窓会理事長(先端生命科学研究院教授/化学科54期)は、参加者への感謝とともに、全国に広がる同窓生の絆を改めて感じたと述べました。北大生の約7割が道外出身者で、また道外に就職する卒業生も多いことから、学生と同窓生の交流の場を持つことがなかなか難しいことにも触れ、今回多くの参加者が集ったことへの感謝、そして今後もこのような場を作っていきたいと話しました。

ポスターセッション・懇親会

理学部1階エントランスホールと2階ラウンジでは、22の展示ブースが並びました。村越敬教授(化学部門/化学第二学科20期)の乾杯の音頭で懇親会がスタートし、ポスター等を前に、社会人である先輩と学生が活発に交流し、話が弾んでいました。同窓生の中には、恩師や同級生との再会を喜び、当時の思い出話に花を咲かせている様子も見られました。

村越敬教授(理学研究院副研究院長/化学部門)
ポスターセッション/懇親会の様子。理学部5号館1階エントランスホールと2階ラウンジ

懇親会の最後は、永井隆哉教授(理学院長/地球惑星科学部門)が挨拶しました。

永井隆哉教授(理学院長)

「情報化社会である現代ではSNSなどのツールで簡単に情報交換ができるようで、実は人と人の繋がりは希薄になっているのではないでしょうか。だからこそ、今日のような直接の交流の大切さを改めて感じました。みなさんの活発な交流の様子を見て、今回の企画は大成功だったと思います。」と述べ、最後は一丁締めで閉会を告げました。

参加者からは、「学生さんや教員の方々と交流できる機会は大変貴重でした」「気づきを得たときの学生さんの目の輝きが印象的でした」「ぜひ継続してほしい」(同窓生)、「就職活動中の自分にとって非常に有意義な機会でした」(学生)、「キャリアトークが多彩で楽しめました」「どのような学生を企業が求めているのかを聞くことができ有用でした」(教職員)といった感想が寄せられました。

撮影:川本思心准教授、網塚浩教授、柳澤達也教授(物理学部門)

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