概要教育方針

 

「理学」は知的好奇心に応える学問。
自然界における様々な「不思議」に挑戦しよう。

理学部は,自然科学の基礎を深く掘り下げ,自然の「理」を切り拓いていくところです。自然科学全般にわたる基礎的な知識及び技術を学ぶことにより,大学院における修学及び研究に必要な観察力及び想像力を有し,社会に貢献するために必要な自然科学の基礎的素養を身につけた人材の育成を目指しています。

自然科学に関する多角的な視点から
物事を判断できる資質を育成

「理」を解き,「知」を創る能力(現象を解析し,真理・法則を発見・検証し,次を予測する力)は,
社会のあらゆる分野で共通に必要とされる重要な能力です。

  • 自然界の本質を見きわめ,その背景にある法則性を追求する目を養う
  • 新しい理論の構築や新事実の発見に繋がる独創性を磨く
  • 人類が直面する諸問題や技術革新に貢献できる基礎を身につける
自然界で起こる様々な現象を見てみる

求める学生像

  • 自然に関心をもち,自然現象のメカニズムを解明したい学生
  • 物事を論理的に説明したい学生
  • 時流に流されることのない真理を探求したい学生
  • 観察や実験が好きで,納得が行くまで続けい学生

今,北大の理学では

社会貢献につながる先端的研究,「理」を追求する基礎的研究,
壮大かつ多様な研究が日々行われている環境に身をおく。

最近話題になった研究例(理学研究院ウェブサイトより抜粋)

  • 「世界一長い!炭素-炭素結合」の創出に成功
  • 文鳥のダンス・デュエットは相思相愛の兆し
  • 根の再生メカニズムを解明~盆栽作りに科学のメスを入れる~
  • 特定の信号で自発的に「群れ」をつくる分子ロボットの開発に成功
  • 「体長数ミリの浦島太郎」アカウミガメの甲羅の上から甲殻類の新種を発見
  • コオロギは音の高さで危険を判断する〜昆虫聴覚機能の新しい側面〜
  • 波打つ窒化炭素との接合により不活性条件下での金触媒の活性化に成功
  • アルツハイマー病関連ペプチドを自在に操って,ナノワイヤーの汎用的なパターン化法の開発に初めて成功
  • メタノールを吸って色と磁性を大きく変えるセンサー材料の開発に成功
  • ローレンツ力による超電導磁束格子の帯電効果を解明
  • 20世紀の日本沿岸水位の変動をシミュレーションで再現
  • 火星ダストデビルの性質を解明-火星天気予報や火星有人探査への一歩-
  • 高いトポロジカル数を持つ磁気スキルミオンを発見-磁場によるトポロジーの多段スイッチングが可能に

など

手前から本館(低層),7号館(低層),2号館(高層),5号館(高層),6号館(高層)

理学部での学びと進路

  • 学生の外国語能力の向上に関する様々な取組を実施しています。
  • 理学部では,各人の知的好奇心に基づいて専門分野を学ぶことで,深い知識と専門性を養うことができます。
  • 理学部で習得する「理」を解き「知」を創る能力(現象を解析し,法則を発見・検証し,次を予測する力)は,社会のあらゆる分野で共通に必要とされる重要な能力です。
  • この能力は,急速な変化に柔軟に対応する必要がある現在の社会情勢において,特に大きな力を発揮します。
  • 理学部の卒業生及び理学関連大学院の修了生は,社会の様々な分野で活躍しています。
  • 特に博士課程修了者の多くは大学教員等となり,アカデミアを先導しています。

高い志と明確な目的意識をもち,新たな「知」の創造を目指して充実した学生生活を理学部で送ってください。教職員一同,全力で支援します!