教えて!理学部生
大学生って何をしているの? 理学部ではどんな毎日を過ごしているの? なぜ理学部を選んだの? 部活やサークルは? どんな高校時代だった? そんな素朴な疑問はありませんか。今回は、理学部に進学した大学生に話を聞きました。自由と責任が伴う大学生として学び、学問以外にも全力を投じる彼ら彼女らの話をお聞き下さい。
きっかけは登山部
小さい頃から自然が好きで、自然法則を深く探究する理学に漠然と憧れを抱いていました。高校では地学の授業がありませんでしたが、登山部の活動で木曽駒ヶ岳や北岳などに登って体感した雄大な自然は、地学への興味のきっかけとなりました。また、受験生の頃に本屋さんでふと手に取った随筆集「雪と人生」(中谷宇吉郎 著)を読んで、大好きな空や雲、気象への関心、北大への憧れが強くなり、地球惑星科学科を目指すようになりました。
地球惑星科学科とは
学部2・3年次は基礎的な物理・数学に加えて、授業で古生物・岩石・火山・地質・気象・天文など様々な分野に触れます。私は大学に入ってから地学を学び始めたので、最初は不安もありましたが、今は興味を持って楽しく学んでいます。学科に移行してすぐの砂川合宿で、同級生や先生方と交流を深めることができたのは、とてもよい経験でした。他にも泊まりがけの実習が多いことも地球惑星科学科の特徴です。
博物館に関わりたい
大学院に進学して、雲に関する研究をしつつ、興味のある博物館に関する学びも深めたいです。すでに博物館や札幌国際芸術祭のボランティア活動に参加したり、北大総合博物館のミュージアムマイスター認定コースを受講したりしています。将来は学芸員資格を取得し、自然史系博物館に関わる仕事をするのが夢です。
理学は真理を一途に追い求めるイメージが強いですが、私が専門分野だけでなく広く課外活動もし、充実した日々を送っている様子に両親も応援してくれています。
地球や宇宙好きなみなさんへ
北海道そして北大は自然豊かな環境です。そこで出身も興味も異なる同級生から刺激を受けながら勉強することができます。高校時代に地学を学んでいなくても心配いりません。地球や宇宙が好きなあなた、待っています!
佐藤 英さん 3年生
受験区分:前期日程(総合理系)
出身地:神奈川県横浜市
出身校:フェリス女学院中学校・高等学校
北大のイチオシ:北大総合博物館(鉱物展示がオススメ)
趣味:散歩、博物館巡り、レトロゲーム
学部広報誌「彩」第11号(2024年8月発行)掲載。>理学部 広報・刊行物
※肩書、所属は、広報誌発行当時のものです。