フィールドワーク北大の魅力

岩波 智徳さん(生物科学科/生物学 学部3年生)

教えて!理学部生

大学生って何をしているの? 理学部ではどんな毎日を過ごしているの? なぜ理学部を選んだの? 部活やサークルは? どんな高校時代だった? そんな素朴な疑問はありませんか。今回は、理学部に進学した大学生に話を聞きました。自由と責任が伴う大学生として学び、学問以外にも全力を投じる彼ら彼女らの話をお聞き下さい。

生物小事典を読破!

高校生のとき、生物のテストで学年最高点を取った勢いで、生物小事典(三省堂)を隅から隅まで読むことにハマりました。そこで見つけた「時計遺伝子」(体内時計など)にとても惹かれ、大学では生物学を学ぶことにしました。好きな科目(僕の場合は生物)に全力を注ぐと、他の科目も頑張る気になり、全体的に成績が引き上げられると思います。

生物学専修では

体内の分子や遺伝子から、個体としての生き物、集団としての生き物まで広いスケールと角度から生物について学びます。実習が多く、学科の人数が少ないのもあり、同級生とはすぐに仲良くなれます。3年生になって参加した小樽の忍路臨海実験所での実習(写真)では、海で海産無脊椎動物を採取・観察し、とても充実したものとなりました。北大は臨海実験所や研究林などが複数あり、そこでフィールドワークできるのが魅力です。
元々植物が好きですが、最近は藻類の系統分類にも興味が出てきました。大学院に進学してより多くのことを学びたいと考えています。

忍路臨海実験所
気の合う友人と旅行

中高、大学で出会う友人は一生の宝だと思います。僕は中高の同級生と日本中を旅してまわっています。お互い地理に興味があり、国土地理院の地図アプリを片手に、訪ねた場所を知り尽くす気持ちで歩いています。憧れはタモリさん。写真は最近行った室蘭の地球岬です。時間の許す限り旅に出たいですね。

友人らとの道内旅行:室蘭の地球岬  左から本人、中村さん(理学部)、筒井さん(工学部)
受験生のみなさんへ

道外出身の人にとって北海道の冬は厳しいと思いますが、春から夏にかけての晴れた日は特に気持ちよく、ここで学生生活を過ごせるのは最高です。勉強はもちろんがんばってください。同時に学校生活も謳歌してください。僕は男子校というのびのびと過ごせる環境で高校生活を存分に楽しみました。

岩波 智徳とものりさん 3年生
受験区分:後期日程
出身地:東京都
出身校:武蔵高等学校中学校
北大のイチオシ:総合博物館(ハスカップジュースがおすすめ)、羊を眺めながら癒やされる。
趣味:旅行、スポーツ、散歩、飛行

理学部広報誌「彩」第11号(2024年8月発行)掲載。>理学部 広報・刊行物

※肩書、所属は、広報誌発行当時のものです。

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