研究を深め,自分が変わる ~海外留学

生物科学科(高分子機能学)/キャンパス外でのアクティビティ
大学院生命科学院 生命融合科学コース 博士前期(修士)課程2年 
清水裕貴さん

自分の研究をさらに発展させるため,スウェーデンのKarolinska Insititutet(KI)にて2か月間の研究留学を行いました。KIはノーベル生理学・医学賞の選考委員会があることで有名です。また,自分の研究に欠かせない蛍光顕微鏡の技術がここにはあり,多くのことを学びました。

留学中は研究室に行き実験,解析,議論,レポートと連日忙しく過ごしましたが,海外の学生は帰宅時間が早く,私もその日にやらなくてはならない事を終わらせ他の学生と同じように帰宅していました。そのため比較的日本より早く帰宅していましたが,中身の濃い一日を過ごすことができました。

海外の学生は思ったことをはっきり言い,コミュニケーションを積極的に行います。彼らに刺激を受け,自分も積極的に発言するように意識し,知らないことは恥ずかしがらないで聞くようにしました。帰国後の今,積極的に議論を行えるようになり,そこから新しい発想を得られたりと,日々の研究の様々な面で留学の経験が生きていると実感します。

語学留学とは違う,研究機関への留学は自分の研究の深化のために行きます。北大の研究室を飛び出して,新たな知見や技術を身につけ,臆せず発言し議論することなど,すべてが自分のプラスになりました。

いつか海外で研究したいと強い意志をもって日々の研究で努力を続けていると,先生たちもそれを認めてくれて,海外へ行くチャンスを与えてくれるでしょう。しかし受動的ではいけません。今から常に自分の将来を見据えて行動することが重要になると思います。

 

理学部広報誌「Sci」第3号(2018年7月発行)掲載。>理学部 広報・刊行物

※肩書,所属,学年は広報誌掲載当時のものです。

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