笑顔は万国共通のコミュニケーションツール
「数学の世界を笑顔で伝えることを心がけています」

数学科 向原 未帆さん(学部3年)

未来を切り拓く女性たち
女性が研究や技術開発に生きがいをもって打ち込める社会、女性であっても昇進や活躍の機会が奪われない社会、一人ひとりが自分のライフステージの移行とともに生活と研究のバランスを柔軟に選択できる社会、そんな社会を実現し、次世代を担う学生や子どもたちに見せていきたいと考えています。今回の特集では勉強や研究に励んでいる女性たちにスポットをあて、進路・研究を始めたきっかけや、趣味、将来の目標など、幅広く紹介します。

「数学が面白くてたまらない」。普段から学部・学科で行われる授業,論文講読,セミナーのほかに,先輩や同級生,後輩と自主セミナーを開いて積極的に学びを深めています。

数学との出会い

数学と出会ったのは小学生の頃。たまたま読んだ「数学が面白くなる12話(岩波ジュニア新書)」で衝撃を受けました。中学・高校のときは「数学セミナー(日本評論社)」という雑誌を読んでいて,雑誌に掲載されている数学の理論がきれいに組みあがっている様子を楽しんで見ていました。

高校の数学にはモヤモヤするところがあって「好きなのだけど,何かが違う……」と感じていたものの,大学に入ってからはモヤモヤがすっかり消えて「数学って本当に面白い!」と感じられるようになりました。

ゲームの土俵を作る

授業では数学の基本を,セミナーや教科書や専門誌からは関数解析や作用素環について広く学んでいます。数学は,自分でゲームの土俵から作るから面白く,分野によって土俵が違うので,色々と刺激があります。また,理論系分野から刺激を得ることが学ぶモチベーションにつながっています。

気分転換

日々,大学に通っていますが,休日も大学に来ることが多いといいます。勉強することが今は何よりも楽しく,さらに研究室に来ると必ず誰かいるので,仲間と話をすることで気分転換をしています。また,実家から電車通学しているので,移動中などの机に向かわずに考えているときに,思いつくことも多々あります。

生活でオンオフの切り替えは意識していて,家にいるときは家族とおしゃべりしたり,TVで野球観戦をしたりと,勉強と切り離してゆっくり過ごしています。

ほかにも漫画雑誌を読んだり,ガンダムが好きでこれから公開される映画(2018年11月時点)の公開が楽しみでたまりません。程よく気分転換をしながら,日々を過ごしています。とはいえ,「必要があれば家でも勉強するんですよ!」とも話してくれました。

つらい中でのひらめく瞬間

勉強中や数学の専門書を読んでいて,どうしてもわからない時はやはりつらくて「もうやめたい……」と思うこともあります。でも,そんなつらい状況で模索していると,ひらめく瞬間があります。また,仲間とのディスカッションを通して答えが見えたり理解が進んだりしたときは,本当に嬉しい気分になるそうです。

数学は楽しい学問です

オープンキャンパスや一年生対象の学部・学科紹介イベントの時,数学に興味を持つ女子学生が結構たくさん来るそうです。「難しそう」「ついていけますか?」と聞かれることが多いのですが,向原さんは数学の世界を笑顔で伝えることを心がけています。笑顔は万国共通のコミュニケーションツール。好きなことに打ち込むことに性別も年齢も関係ありません。

一緒に勉強する仲間をふやしたい

時間をかけて一つのことを追及して取り組む時間は人生の中ではあまり長くないと思います。この長くはない時間で一生懸命取り組むことは自分の経験として素晴らしい価値があります。これから一緒に勉強する仲間が増えたらとても嬉しいです!

 

理学部広報誌「彩」第4号(2019年2月発行)掲載。>理学部 広報・刊行物

※肩書,所属,学年は広報誌掲載当時のものです。

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