ハルトプライズ2023セミファイナル理学部生が出場!

SDGsに関連したテーマで、世界中の学生が起業アイデアを競うHult Prize(ハルトプライズ)。6月16日〜18日に台湾で行われる2023年のセミファイナルに理学部の学生4人からなるTsugiTsugiが北大代表チームのひとつとして出場します。今回のテーマは ”Redesigning Fashion” です。セミファイナルを前に、メンバーに話を聞きました。彼らが服の新しい世界を拓きます!

チームTsugiTsugiとは

もともとハルトプライズの運営に携わっていたメンバーの一人ガウリが、今回のテーマに惹かれ、興味を持った他のメンバーに声をかけてチームを結成しました。途中でメンバー交代もありましたが、今の4人でセミファイナルに参加できることを嬉しく思っています。
チーム名TsugiTsugi(つぎつぎ)には、「金継ぎ」と「次々」の二つの意味を込めました。金継ぎは、欠けたり割れたりした器を漆と金で修復し、非常に美しく仕上げる日本の伝統技法です。今回のテーマである服のリデザインをするときに、素材を次々とつなぎ合わせ、さらに金継ぎのように美しさを兼ね備えたいとの思いからこの名前にしました。

ガウリさん(生物科学科/生物学 4年)
TsugiTsugiのコンセプト

Frankensteining(フランケンシュタイニング)です。今、行政が集めている古着はその70%が使えずに廃棄されるそうです。私たちはその廃棄されてしまう衣類を使って、新しい服によみがえらせる会社を作りたいと考えています。まさにあの有名なフランケンシュタインの物語のように継ぎはぎだけれど命が吹き込まれるように、服を生き返らせます。
さらに、単に衣類を作り替えるのではなく、例えば障害を持っていても区別されない世界や性別などで区別されない世界を実現させるなど、服のリデザインにメッセージを込め、熱意と愛を注ぐことが私たちのコンセプトです。
より伝えるためにキャラクターも作りました。私たちが作った服にはそのマークを付けます。それを着ることで、私たちの考えに賛同していることも表明できます。

TsugiTsugiのキャラクターを紹介するシルビアさん(化学科 3年)
協力に感謝しています

札幌でリサイクルに取り組んでいる株式会社マテックさんが、無償で古着を提供してくれています。それを使って北翔大学の学生がデザインして新しい服を試作しました。これから社会で活躍する世代の学生たちに声をかけ、実績と経験を積んでもらうことも私たちが大切にしていることの一つです。

哲史さん(生物科学科/生物学)
ハルトプライズ2023 セミファイナル@台湾に向けて

北海道大学内のコンペで選ばれて、2023年6月16日〜18日に台湾で開かれるセミファイナル(地域大会)に参加することになりました。さまざまな国から学生が集まるので、緊張していますがとても楽しみです。4人で力を合わせて私たちのアイディアを世界に伝えたいです。セミファイナルで選ばれたら次はファイナルです。がんばってきます!

  • Gauri Kaushik(ガウリ コーシック)さん
    インド、生物科学科/生物学 柁原研究室4年
  • Silvia Medujori Lopez Ayala(シルビア メドゥゴリ ロペス アヤラ)さん
    メキシコ、化学科 3年
  • Satoshi Kobayashi(小林 哲史)さん
    日本、生物科学科/生物学 3年
  • Luiza Ribeiro(ルイーザ リベイロ)さん
    ブラジル、生物科学科/生物学 3年
        (学年はインタビュー時(2023年5月)のものです。)

関連リンク:
北海道大学Hult Prizeページはこちら
TsugiTsugiのインスタグラムはこちら(this.is.tsugitsugi)

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