身の回りのことを物理で説明する魅力

坪山 裕太郎さん(物理学科 学部3年生)

教えて!理学部生

大学生って何をしているの? 理学部ではどんな毎日を過ごしているの? なぜ理学部を選んだの? 部活やサークルは? どんな高校時代だった? そんな素朴な疑問はありませんか。今回は、理学部に進学した大学生に話を聞きました。自由と責任が伴う大学生として学び、学問以外にも全力を投じる彼ら彼女らの話をお聞き下さい。

北大への憧れ

子どものころから恐竜や化石が好きで、中学の時にはすでに北海道大学で古生物を学びたいと考えていました。その後、高校2年の授業で、机に置いた手のひらと机との間に生じる力が、両者に存在する電子によるクーロン力に起因することを知り一気に物理への興味が湧き今に至っています。僕の選択を両親も応援してくれています。

物理の魅力

物理学科では、力学、電磁気学、熱力学、量子力学、統計力学を基礎として学び、実験を通して理論と現象について理解を深めていきます。特殊関数など高校より高度な数学を使うので、数学が難しく苦労する時もありますが、悩んだ末に理解できると嬉しいです。なにより数式と物理現象が結びついたときはとても感動します。今後は大学院に進学し、より発展的な物理の領域に踏み込んでみたいです。今は統計力学や物性物理に興味があります。

写真①
化石・鉱物サークル

「シュマの会(シュマとはアイヌ語で石の意味)」で活動しています。写真①は1億年前からの贈り物。自分で採ったアンモナイトです。アウトドア好きな仲間が集まり(写真②)休日には化石発掘やBBQなどを楽しんでいます。子ども対象の化石イベント手伝いなど、アウトリーチ活動にも積極的に参加しています。

写真②
中高生へのメッセージ

高校では、すべての授業をしっかり受けていました。フロンティア入試対策も兼ねて、科学雑誌(Newtonなど)を読んだり、関心のあることについて調べたりしていました。
大学に入ると視野がとても広がるので、いろいろなことに興味を持ってほしいです。理学部は未知のものを知りたい好奇心の強い人におすすめです。中でも物理学科は自然界を支配する法則や現象を扱う分野です。身の回りの出来事になぜ?と疑問を持っている方はぜひ一緒に学びましょう。

Screenshot

坪山 裕太郎ゆうたろう さん 3年生
受験区分:フロンティア入試
出身地:宮城県涌谷町
出身校:仙台育英学園高等学校
北大のイチオシ:大学構内が自然いっぱいなところ!心地よいキャンパスです。
趣味:ドライブ、博物館、化石

理学部広報誌「彩」第11号(2024年8月発行)掲載。>理学部 広報・刊行物

※肩書、所属は、広報誌発行当時のものです。

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