北海道大学理学部ホームカミングデー2025「理学で広がる未来。人生を彩る多様なキャリア発見交流会」を開催しました

2025年9月29日(月)、理学部ホームカミングデー2025「理学で広がる未来。人生を彩る多様なキャリア発見交流会」を開催しました。午前のポスターセッションに続き、午後には理学部創立100周年カウントダウン講演会および、キャリアトークを行いました。社会で活躍する先輩たちの話に耳を傾け、学生たちは多くの刺激を受けていました。その後はポスター・ブース展示の前で交流会を行い、同窓生、学生、教職員など150名が参加し、和やかな雰囲気の中で交流が繰り広げられました。

登壇者、ブース出展者はこちら:イベント告知ページ

永井隆哉 理学部同窓会長の開会の挨拶
(左)永井隆哉 理学部同窓会長(理学研究院長/理学部長/地球惑星科学部門教授)、(右上)司会の大津珠子教授(理学研究院)

永井隆哉 理学部同窓会長(理学研究院長/理学部長/地球惑星科学部門教授)は、参加してくださったみなさまに深い感謝の意を述べました。
「同窓生のみなさんは懐かしい学び舎に戻り後輩たちと交流しながら、ご自身の経験や将来の可能性などについてぜひ伝えてほしいです。どうぞ今日は存分に楽しんでください。理学部で学んでいる学生のみなさんは、自分が取り組んでいる研究と社会の繋がりに関して、悩んだり不安を感じたりすることがあると思います。けれども、その悩んだり考えたりした経験こそが、必ず大きな財産になります。ですから、今は研究に真剣に向き合って、もがいてください。そして今日のこの機会に、卒業生の話を聞き交流することで、今抱えている悩みや不安が少しでも軽くなることを願っています。同窓生のみなさんは、理学部の最大の理解者であり支えでもあります。どうぞ今後とも理学部へのご支援をお願いします。」とメッセージを送りました。

テーマ曲『Riccarhythms』の紹介

BGMとして聞こえていた音楽、北海道大学理学部のテーマ曲『Riccarhythms』(読み方:リッカリズム)は、理学部創立100周年記念事業の一環として、寄附者からの支援を受けて制作されたことが、司会の大津珠子教授(理学研究院)から紹介されました。
『Riccarhythms』についてはこちら:
https://www2.sci.hokudai.ac.jp/sai/21804

理学部創立100周年カウントダウン講演会

つづいて、卒業生の表渓太さん(北海道博物館)による第6回理学部創立100周年カウントダウン講演会「フィールド研究から博物館へ」が行われました。
講演レポートはこちらをご覧下さい:https://www2.sci.hokudai.ac.jp/sai/23017

表 渓太さん
理学部および関連大学院卒業生によるキャリアトーク

卒業生12名によるキャリアトークでは、先輩の多岐にわたる経験談が紹介され、現役学生にとって貴重な情報源となりました。学生時代に打ち込んだこと、懐かしい思い出、また、当時どのようなことを考えたり迷ったりしながら、今があるのか。また、現在の仕事などそれぞれの経験を伝えてくれました。北大理学部という共通のバックグラウンドを持つ先輩たちの話は、身近でとても参考になったはずです。理学系人材には、How?だけでなくWhy?と問う発想があり、それこそ理学出身ならではという話がありました。また、出版業界でも理系人材は大いに活躍できるといった紹介もありました。

登壇者についてはこちらをご覧下さい

登壇者のみなさん

門出健次 理学部同窓会理事長の閉会の挨拶
(左)門出健次 理学部同窓会理事長(先端生命科学研究院教授/化学科54期)

閉会に際し、門出健次 理学部同窓会理事長(先端生命科学研究院教授/化学科54期)が、挨拶を述べました。
「多くの方が参加してくださり、全国に広がる同窓生の絆を改めて感じました。この交流会は、現理学部長である永井教授が昨年発案したものです。大変意義のある会でしたので、今後もぜひ続けていきたいです。また北大で学んだ留学生を含め、海外で活躍する同窓生にもこの輪を広げていきたいと考えています。」

ポスターセッション・交流会

理学部1階エントランスホールと2階ラウンジには、22の展示ブースが並び、午前中から話を聞きにくる学生も多数いました。
16:30から、黒岩麻里教授(生物科学部門)の挨拶で交流会がスタートし、ポスター等を前に、社会人である先輩と学生が活発に交流し、話が弾みました。同窓生の中には、恩師や同級生との再会を喜び、当時の思い出話に花を咲かせている様子も見られました。

(左)挨拶する黒岩麻里教授(理学研究院副研究院長/生物科学部門)

最後は、久保英夫教授(理学院長/数学部門)が挨拶し、本日講演をしてくださった方々と、参加してくださった方への感謝の意を述べ、終了となりました。

(右)久保英夫教授の挨拶(理学院長/数学部門)

参加者からは、「学生さんとの交流の機会を設けていただき大変ありがたい」、「久しぶりに母校へ帰ってくることができ、あの頃を思い出して懐かしくなった」、「将来の進路や今の自身の状況について考える機会となった」、「去年参加してとても楽しかったので、今年も参加した。いろいろな分野の話を聞くことができてとても参考になった」「現在、就職活動中の自分にとって、具体的な話を聞くことができて有意義だった」などの感想が寄せられました。

〜写真集〜

左から古屋正人教授(地球惑星科学部門)、濱畑隆太さん(物理学専攻)、村越敬教授(理学研究院副研究院長/化学部門)と庶務担当

撮影:古屋正人教授(地球惑星科学部門)、濱畑隆太さん(物理学専攻)、中冨晶子教授(教育研究戦略室)
文責:松本ちひろ(広報企画推進室)

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