教えて!理学部生
大学生って何をしているの? 理学部ではどんな毎日を過ごしているの? なぜ理学部を選んだの? 部活やサークルは? どんな高校時代だった? そんな素朴な疑問はありませんか。今回は、理学部に進学した大学生に話を聞きました。自由と責任が伴う大学生として学び、学問以外にも全力を投じる彼ら彼女らの話をお聞き下さい。
総合理系の利点
大学1年次は数学や物理に関心がありましたが、生物好きの友人に感化され、生命にも興味がわきました。そこで好きな分野も活かせる生物科学科/高分子機能学専修に進学しました。総合理系で1年間過ごした後に進路を決められるのが僕にはよかったです。
高分子機能学専修では
生体内の仕組みを物理化学の視点から考える授業、分子の挙動や量子力学などミクロな世界について学ぶ授業があります。タンパク質やゲル、細胞など様々な分野の研究室があり、多くの実験手法を経験できます。そのため必然的に興味も幅広くなります。新しいことを学ぶたびに、知らないこと、知りたいことが増える感覚は不思議で、これが知的好奇心なのだと感じています。今はゲルに興味があり、大学院に進学し研究の世界に飛び込みたいと考えています。
泳ぐ、漕ぐ、走る、弾く、教える
高校時代に水泳選手だったことを活かして、トライアスロン部に入っています。長い距離を全く異なる3種目で進むのはとても大変です。根性がつきますし、他のたいていのことは乗り越えられ、精神が鍛えられていると実感しています。
ピアノサークルで発表会に向けて練習したり、札幌まなびのサポート事業「まなべぇ」で中学生に勉強を教えたりもしています。中学生との関わりから学ぶことは多く、教員免許の取得に活かしていきたいです。
努力することを諦めない
努力の原動力は、誰かに、そして自分に負け続けることだと思います。僕も辛いときがありましたが、努力することを諦めませんでした。辛くて立ち止まったり、後悔で過去に取り残されたりする時、その時は休んでも目を背けても良いけれど、進むと決めたら前を向いてください。応援してくれた人たちはどんなゴールでも必ず喜んでくれます。受験や進学を応援しています!
水本 朔陽さん 3年生
受験区分:前期日程(総合理系)
出身地:愛知県
出身校:南山高等学校・中学校 男子部
北大のイチオシ:銀杏並木
趣味:美術館巡り
理学部広報誌「彩」第11号(2024年8月発行)掲載。>理学部 広報・刊行物
※肩書、所属は、広報誌発行当時のものです。