国立研究開発法人日本原子力研究開発機構(理事長 児玉 敏雄,以下「原子力機構」という。)JPARCセンターの佐野 亜沙美 研究副主幹らの研究グループは,東京大学大学院理学系研究科の小松 一生 准教授,鍵 裕之 教授,北海道大学大学院理学研究院の永井 隆哉 教授およびオークリッジ国立研究所との共同研究で,大強度陽子加速器施設J-PARCの物質・生命科学実験施設(以下「MLF」という)にある超高圧中性子回折装置PLANETおよび米国パルス中性子源SNSの高圧下パルス中性子回折装置SNAPを用いて,含水鉱物の高圧相であるδ-AlOOHの高圧下中性子回折実験を行いました。その結果,18万気圧(地下約520km相当)という高圧下において,水素原子が隣り合う二つの酸素原子間の中心に位置する「水素結合の対称化」が起きることを初めて直接観測しました。
詳細は理学研究院>研究ニュースをご覧ください