生物科学科(生物学)生殖発生生物学系の小谷研究室では、博士課程の佐藤圭祐さん(本学科卒業生)らが中心に行った研究から、動物の胚において発生に必要なタンパク質を合成する新たな仕組みを解明し、論文発表しました。
北海道大学のプレスリリース記事として公開されています。
【ポイント】
●動物の受精卵でRNA分子の倉庫となる顆粒状構造を発見。
●受精卵のRNA分子倉庫は固相の特徴を持ち、卵割が進むと液相に状態が変化。
●液相のRNA顆粒は、発生に必要なタンパク質を活発に合成。
発表論文:Keisuke Sato, Moeko Sakai, Anna Ishii, Kaori Maehata, Yuki Takada, Kyota Yasuda, Tomoya Kotani (2022) Identification of embryonic RNA granules that act as sites of mRNA translation after changing their physical properties. iSience, 25: 25, 104344.(DOI:10.1016/j.isci.2022.104344)
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◆小谷友也准教授による詳しい解説はこちら