北海道大学大学院理学研究院の井原慶彦講師らの研究グループは、オックスフォード大学クラレンドン研究所の大熊隆太郎博士、東京大学物性研究所の広井善二教授らとの共同研究により、カペラサイト鉱と呼ばれる銅鉱物に由来するカゴメ反強磁性体においてベクトルカイラリティがそろった磁気秩序構造が実現していることを発見しました。
【ポイント】
●中性子回折実験と核磁気共鳴実験の長所を組み合わせることで、渦巻状の磁気構造を特定。
●フラストレーション効果の大きいカゴメ磁性体において磁気秩序が安定化される仕組みを解明。
●量子効果を示す次世代磁性材料開発の進展に貢献。
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