6月2日、北海道大学は行動指針(BCP)をレベル3(制限・大)からレベル2(制限・中)に引き下げました。原則オンライン授業で進められている中、理学部では授業の一部で対面による実施が必要と判断されるものについては、「感染予防を徹底した上での,実習・実験・演習等を可能」としました。
生物科学科高分子機能学専修分野では、春ターム最終週(6月29日~7月3日)に期末を迎える科目について担当教員へ対面による筆記試験の希望を調査した結果、3年次学生対象の一部講義から希望がありました。理学部ではレベル2が維持され、また通学圏外にいる学生が札幌に戻れることを条件として、大講堂を利用した分散型座席による感染防止対策を施し、下記の内容で筆記試験を実施することができました。
理学部生物科学科 高分子機能学専修分野における、レベル2感染症拡大防止対応と筆記試験実施の概要
- 学科(学生数):理学部生物科学科高分子機能学専修分野3年(44名)
- 試験会場:理学部大講堂(収容人数:262名)。机上番号シールで分散型座席を指定(収容人数の20%に限定)
- 試験実施日と科目数:7月1日(水)及び7月3日(金) 合計4科目
- 理学部棟入館者の記録:ウェブフォームにより入館目的、滞在時間及び体調管理など事前申告
- 入館時:IDカード認証で解錠。消毒用アルコールを設置、マスク着用指示(予備を用意)
- 試験室入場時:非接触体温計で検温、試験中はドア・窓を開放
- 学生の答案には、机上番号を記入させ、また、試験実施期間の座席は全て同一とした。
春ターム末の段階に対面で筆記試験を実施できたことはオンライン授業漬けになっている学生にとっても学修意欲を維持することにもつながり、また今後も必要になる感染症拡大防止対策の教職員連携トレーニングにもなりました。