2020年6月2日
北海道大学理学部生の皆さんへ
理学部長 堀口 健雄
新型コロナウイルス感染症の拡大防止のために理学部生の皆さんには来学の自粛など様々な面でご協力いただきありがとうございます。さて,この度,北海道大学では,本学の新型コロナウイルス感染防止のための行動指針(BCP)をレベル3(制限・大)からレベル2(制限・中)に引き下げました。
https://www.hokudai.ac.jp/covid-19/
これに関連して,4月23日発信の皆さんへのメッセージにかえて,理学部として当面の間,以下の対応を行うものとします。
1.現在,道外に滞在中の方
- 現在,道外にて遠隔授業を受講している学生諸君もおられる事と思います。政府の新型コロナウイルス対策の「基本的対処方針」によれば,6月19日(金)に都道府県間の移動も観光目的以外は自由化される予定です。帰省先から札幌に戻るなど,移動が必要な方は,感染予防に十分留意して慎重におこなうようにしてください。
- 今般,制限がレベル2に下がった事により,学科によっては,感染予防を徹底した上での,実習・実験・演習,あるいは筆記による試験を実施する可能性があります。そのような対面での授業等を実施する予定がある場合には,各学科から皆さん宛に連絡がありますので,それに間に合うように札幌に戻れない場合などは,個別に学科の担当教員と相談してください。
2.大学キャンパスへの来訪について
- 不要不急の大学キャンパスへの来訪は控えてください。
- レベル2の制限下では,理学部の建物は土日と同様,常に施錠されています。指導教員(4年生)から許可を得た者または,学科(2,3,4年生)からの指示があった者に限り,入館が認められますので入館が必要な場合には学生証を用いて解錠してください。
- 理学部館内での滞在時間は必要最小限になるように努め,入館後は研究室または実習等の行われる学科の実験室等に直行するようにしてください。三密防止のために講義室の開放はおこないませんのでご注意ください。
- 理学部エリアに入館する際は,以下にアクセスし,都度,氏名,入館日,建物,理由を登録するようにしてください。QRコードは各建物入り口にもあります。
https://forms.gle/jvwKcqyJ1WSTnMAa8
3.レベル2における授業について
- 学部の2年生,3年生,4年生は,原則,在宅でオンライン授業等に出席してください。
- 全ての講義はオンラインで実施します。一部で対面での演習・実験・実習等が実施される可能性があります。所属学科からの指示に従ってください。
- WiFi環境が整っていないという学生諸君に対しては,理学部としてWiFiルーターを貸し出す用意があります。該当者は,教務担当(rkyo1(at)sci.hokudai.ac.jp)に相談してください。
- 卒業研究をおこなう学部4年生においては,大学院生に準じて,指導教員の指導の下,かつ本人の同意のある場合,必要最小限度の時間の立ち入りを可としています。研究の続行に関しては,指導教員の先生とよく相談の上,実施してください。
- 授業に関するお知らせは,理学情報システム(3,4年次対象),ELMS (2年次対象)を通じてお知らせしますので定期的にチェックしてください。
理学情報システム https://www.sci.hokudai.ac.jp/jimu_renraku/
ELMS https://www.hokudai.ac.jp/gakusei/instruction-info/elms/
4.学修・大学生活に関する質問など
- レベル2においても原則,理学部の教務担当事務室の窓口は閉鎖しています。学修や各種手続き等に関する質問がありましたら,教務担当までメール(rkyo1(at)sci.hokudai.ac.jp)で問い合わせてください。
5.学生生活相談室について
- 理学部には学生生活相談室が設置されています。現在は,新型コロナウイルス感染防止の観点から,対面ではなく,メール相談または電話相談のみを実施しています。臨床心理士のカウンセラーが相談に乗ってくれます。心配や不安な事などがあれば,気軽にメール(nayami(at)sci.hokudai.ac.jp)で,電話相談の予約をおこなってください。メールだけでの相談も受け付けています。詳細は,https://www2.sci.hokudai.ac.jp/counseling#ss01をご覧ください。
大学における新型コロナウイルスの感染拡大防止措置に関しては,改めて皆さんのご協力に感謝します。本当にありがとう。有効な治療法が確立されるまでは,このウイルスとの闘いが続くことが予想されます。私たちも「新北海道スタイル」(http://www.pref.hokkaido.lg.jp/kz/kks/newhokkaidostyle.htm)を意識しつつ,お互いの安全を守るため,注意深い生活を続けていきましょう。
2020年6月2日 掲載