【ポイント】
- 国内の「珪華(シリカ質の湯の華)」を対象とした初の包括的な地質調査を中房温泉で実施。
- これらの珪華が小規模な温泉と豊かな森林が共存する日本独自の環境でできることを発見。
- 温泉周囲の多様な植物が珪華に取り込まれ化石となるシステムを世界で初めて報告。
【概要】
北海道大学大学院理学研究院の伊庭靖弘准教授、産業技術総合研究所の久保田彩博士、エディンバラ大学の谷口 諒JSPS海外特別研究員(2024年度北海道大学大学院理学院修了)、北海道大学理学院博士後期課程の植田知幸氏は、日本の温泉で生じる「珪華」を対象とした詳細な地質調査を行いました。その結果、国内の珪華には、これまで知られてきた他国の珪華には類を見ない固有の岩石学・堆積学的特徴が存在し、温泉周囲の多様な植物が化石として取り込まれていることが明らかになりました。

論文名:Modern silica sinter deposits from an island-arc setting and their potential for fossilizing plants(島弧環境における現生珪華堆積物とその植物化石保存ポテンシャル)
DOI:10.1016/j.palaeo.2025.113176
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