ヒトが歌唱や音楽にあわせて拍手で拍子をとるような行動は,リズム同調として知られており,ヒト以外ではごく限られた動物種にみられることが近年明らかになってきています。しかし,動物が人工的なリズム刺激などではなく,自然なコミュニケーション行動のなかで,発声と動作をどのように同調させているかという点についてはこれまでほとんど研究されてきませんでした。特に,発声学習に基づく発声パターンと,それ以外の音声の同調はほとんど調べられていません。本研究では,文鳥の発声学習によって獲得される求愛歌と,それに同期して発せられる嘴音に着目し,両者が協調して発せられていることを見出しました。
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