北海道大学・機能強化促進事業として「フォトエキサイトニクス研究拠点-光励起状態制御の予測の高度利用-」が2019年度よりスタートしました。理学研究院、遺伝子病制御研究所を責任部局として、学内12部局が横断的に連携して取り組むプロジェクトです。計算化学・情報科学・最先端顕微鏡技術により、本学の強みである化学・臨床医学・環境科学を有機的に接続し、光励起状態マネジメントを通じて光環境エネルギー技術の創生と光医療へと展開します。
第2回研究会では、新たな融合研究を目指し計算・実験・情報からの3件の講演と、若手研究者による融合研究事例として3件の講演を行います。
【概要】
日 時:令和2年1月9日(木)16:30〜18:50
場 所:鈴木章ホール(フロンティア応用化学研究棟)
参 加:当日受付先着順
(関心がある学生・教職員の方、20名程度)
主 催:フォトエキサイトニクス研究拠点
共 催:北海道大学理学研究院、国立大学共同利用・共同研究拠点事業
【プログラム・進行】
16:30
開会挨拶 堀口健雄(理学研究院長)
趣旨説明 武次徹也(理学研究院化学部門)・村上正晃(遺伝子病制御研究所)
16:45 新たな融合研究を目指して 座長:村越敬(理学研究院化学部門)
「計算化学による合理的分子設計にむけて」:長谷川淳也(触媒科学研究所)
「天然物合成からの思わぬ展開:ユニークな細胞染色蛍光分子の創製」:谷野 圭持(理学研究院化学部門)
「AI・ビッグデータ解析に基づいた実観測データからの価値創出」:長谷山美紀(情報科学研究院)
—– 休憩 —–
17:50 若手研究者による融合研究の紹介/座長:村上正晃(遺伝子病制御研究所)
「最新顕微鏡による大型切片と透明化組織による病態解析」:長谷部理絵(遺伝子病制御研究所)
「近赤外光を用いたミトコンドリア標的型光がん治療薬の開発と腫瘍内動態の改善方策」:高野勇太(電子科学研究所)
「ハイドロゲルを用いた神経再生の試み」:谷川聖(医学研究院)
18:50
閉会挨拶 西井準治(北海道大学理事・副学長)
※問い合わせ先: 村上正晃(遺伝子病制御研究所)電話:011-706-5120