【数学科】講演会:社会で貢献する数学

開催日

2026325

数理連携推進室主催のイベントを開催します。

日時:令和8年3月25日(水)午後予定 ※時間は後日お知らせします。
会場:理学部4号館5階 若手研究者交流室(4-501)
対象:理学部・理学院の学生
講演:関 裕史 氏(日本コントロールシステム株式会社)
主催:数理連携推進室(世話人:坂井 哲

ポスター(クリックで表示されます)PDF:352KB
実験自動化システムの開発にまつわる数学
関 裕史 氏(日本コントロールシステム株式会社)

近年、技術の進歩や人手不足を背景に、様々な分野で業務の効率化や自動化が進められています。研究開発の現場も例外ではなく、従来は人の手で実施されていた実験を、AIやロボットを活用して自動化する「ラボラトリーオートメーション」の取り組みに注目が集まっています。今回はラボラトリーオートメーションの一要素である、垂直多関節ロボットの制御にまつわる数学を中心に、IT企業でシステムエンジニアとして勤める立場から、業務で扱う数学についてお話しいたします。また、AIの急速な発展に伴い、入門レベルの仕事はAIに代替されつつあります。そのような状況で数学を専門とする人材がどのような役割を果たすことができるかについても言及いたします。

[講演者紹介]
関 裕史/修士(理学)/日本コントロールシステム株式会社 ライフサイエンスユニット所属
2014年3月 北海道大学 法学部卒業。社会的な現象や規則をより厳密に記述する方法を研究したいと考え、2015年4月に北海道大学 理学院数学専攻へ進学(坂井研究室)。2017年3月に修了し、同年4月に現勤務先に入社。製薬企業向け業務アプリケーション開発、産業機械の組み込みソフトウェア開発及び保守、ビジネス用モバイルアプリケーション開発等を経て、2023年8月より現在のユニットに所属。現在は主に生命科学系の情報管理や実験自動化に関するシステム開発に携わる。

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