趣旨
未来を変えるのは、あなたの好奇心。
生成AIや自動運転…社会を動かす最先端の技術を支えているのは「半導体」です。それは単なる部品ではなく、未来を切り拓く知の結晶。今回は、半導体を動かす心臓部ともいえる論理設計や物理設計にスポットを当てます。ちょっと専門的に聞こえるかもしれませんが、私たちの暮らしと直結する、とても身近でワクワクする世界です。北海道から始まる新しい挑戦を、次世代の仲間と一緒にのぞいてみませんか?

概要
日 時:2025年10月2日(木)18:30〜20:15 開場18:00
会 場:北海道大学理学部5号館大講堂
https://www2.sci.hokudai.ac.jp/contact-access
参 加:学生・大学院生のみなさん、教職員のみなさん、半導体に関心のある方どなたでもご自由に参加できます。フォームからお申し込み下さい。
定 員:270名、先着順/参加無料
申 込:https://forms.gle/ygPLhvAKPeF8RUpdA
※水産系、環境科学系、北大研究林に在籍、会場で参加できない方はご相談ください。
※会場内では、写真や動画撮影が行われる予定です。会場内のお客さまが映り込む場合があります。それらは、本学メディアなどに掲載される場合がありますので、あらかじめご了承ください。
※北大 大学院共通授業科目「半導体の深層を理解する2025」後期科目(2単位)1回目のガイダンスとしても実施します。詳細はシラバスを参照して下さい。履修する方は必ず参加して下さい。
プログラム(予定)
18:30 開会挨拶・趣旨説明:石森 浩一郎(北海道大学副学長/大学院理学研究院教授)
18:33 イントロダクション:太田 泰彦(北海道大学大学院工学研究院教授)
18:35 登壇者による話題提供(10分 × 4名)
19:15 参加者を交えたディスカッション
20:00 閉会挨拶:山口 淳二(北海道大学理事・副学長/半導体フロンティア教育研究機構長)
20:05 お知らせ:土井 將義(北海道大学学務部)
登壇者(敬称略)
吉川隆英
(富士通株式会社 コンピューティング研究所 シニアリサーチディレクター)
1996年東京大学工学部卒、2002年同大学工学系研究科情報工学専攻修了(博士)。同年4月株式会社富士通研究所入社。携帯電話向けJava JITコンパイラに関わる研究及びスーパーコンピュータ「京」の開発(検証・テスト・量産)を経て2015年4月より富士通株式会社に異動し、スーパーコンピュータ「富岳」開発に従事。現在、同社コンピューティング研究所で将来のAI処理を加速する計算機アーキテクチャの研究に従事。
永井禎二(日本シノプシス合同会社 社長室)
30年以上にわたり半導体設計自動化ツール(EDA)分野でアプリケーション・エンジニアおよび営業として幅広い経験を積み、設計基盤構築など多くのプロジェクトに携わる。近年、EDAツールは米中貿易交渉において戦略物資として扱われ、その重要性が世界的に高まっている。半導体設計業界が持つ魅力や将来性について情報を共有し、皆様のキャリアを考える上での参考となれば幸いである。
塩沢竜生
(キオクシア株式会社 AI・システム研究開発センター グループ長)
1998年北海道大学工学部卒、2000年同大学院工学研究科電子情報工学専攻修了。シリコン薄膜の成膜と電気的特性評価に関する研究に取り組む。現在はデータセンター向けコンピューティングシステムにおける先端メモリ・ストレージ適用の研究開発に従事。社内の仲間と各国料理を食べ歩くのが趣味で、世界制覇を目指している。
村山明宏(北海道大学副理事/大学院情報科学研究院特任教授)
主な研究テーマは半導体量子ドット、スピン機能半導体デバイス、および半導体材料の超高速分光。東北大学多元物質科学研究所で准教授を経て、北海道大学に着任。現在、技術研究組合最先端半導体技術センター(LSTC)において、先端半導体のユースケース創出に向けた産学連携と人財育成に参画している。暇な時間は主に時代小説などを読んでいる。
モデレーター:太田泰彦
(北海道大学大学院工学研究院教授/元日本経済新聞論説委員/『2030半導体の地政学』の著者)
主 催:北海道大学大学院教育推進機構/Ph.Discover
共 催:北大理学研究院/北大半導体フロンティア教育研究機構/北大総合イノベーシ
連絡先:北海道大学学務部学務企画課大学院教育改革推進室
daigakuin(at)academic.hokudai.ac.jp