2021年9月30日
北海道大学理学部生の皆さんへ
理学部長 網塚 浩
北海道全域を対象とした緊急事態宣言が9月30日(木)をもって解除となりました。これに伴い本学では, 10月1日(金)より行動指針(BCP)が「レベル3(制限大)」から「レベル2(制限中)」に引き下げられます。
https://www.hokudai.ac.jp/covid-19/
これを受けて,理学部として当面の間,以下の対応を行います。
1.大学キャンパスへの来訪について
- 一部の授業(講義・演習・実験・実習)および試験は対面で行われる場合があります。これらへの出席等を除き,不要不急の大学キャンパスへの来訪は控えてください。
- 理学部の建物は,これまで通り2号館と5号館は施錠(学生証で解錠),その他の建物の入口に関しては昼間の時間帯は開放しています。
- 理学部館内での滞在時間は必要最小限になるように努め,入館後は研究室または実験・実習等の行われる教室や実験室等に直行してください。
- 授業等が終わったら速やかに退出してください。
- 授業等への出席目的以外で理学部の建物を使用することはできません。
2.感染防止対策について
入館にあたっては以下の感染防止対策を遵守してください。
- 発熱等の風邪症状が見られるときは登校せず,授業担当教員または教務担当へ連絡してください(「6.」も参照の事)。また,熱が下がってもすぐには登校せず,数日間は経過観察をおこなってください。
- 自分の健康状態を把握するため,毎日検温し,記録してください(携帯アプリ「健康日記」か,大学所定の「健康チェックシート」を利用のこと)。必要に応じてその記録を提出していただく場合があります。
健康チェックシート
https://www.hokudai.ac.jp/gakusei/healthchecksheet.pdf - 館内では常にマスク(感染防止効果の高い不織布製を推奨)を着用してください(マスクは各自で用意)。
- 入館中は,手洗い・手指の消毒,咳エチケットに努めてください。
- 入館中は,授業時,休憩時等の区別なく,3密(密閉,密集,密接)を避けて行動してください。
- 複数人による食事は避けるようにしてください。
新型コロナウイルスの感染拡大の一番の原因は「飛沫感染」です。飲み会やカラオケ,友人宅での会食など,飛沫を浴びやすい行動は厳に謹んでください。マスクを外しての会話はもとより,マスクをしていても密な環境でかつ大声で会話するなどの行為は避けるなど,常に感染リスクを意識して行動してください。
3.レベル2における授業について
- 第2学期に実施される授業(講義・演習・実験・実習)および試験については,一部対面で実施するものがあります。個々の授業に関しては,担当教員の指示に従ってください。
- 対面での授業に出席する際には,必ずマスクを着用し,手指の消毒や手洗いをこまめに行うなど,感染防止対策を徹底してください。
- 大学のWi-Fi環境を使ってオンライン授業(講義)を受講することを原則,禁止します。Wi-Fi 環境が整っていない場合には,Wi-Fiルーターおよびタブレット端末を貸し出す用意があります。教務担当(rkyo1(at)sci.hokudai.ac.jp)に相談してください。
- 卒業研究を行う学部4年生あるいは研究室配属が決定済の3 年生に関しては,大学院生に準じて,指導教員の指導の下,かつ本人の同意のある場合,必要最小限度の時間の立ち入りを可としています。研究活動に関しては,指導教員の先生とよく相談の上,実施してください。
- 授業に関するお知らせは,理学情報システムとELMS を通じてお知らせしますので定期的にチェックしてください。
理学情報システムhttps://www.sci.hokudai.ac.jp/jimu_renraku/
ELMS https://www.hokudai.ac.jp/gakusei/instruction-info/elms/
4.学修・大学生活に関する質問など
- レベル2においても,原則,理学部の教務担当事務室の窓口は閉鎖しています。学修や各種手続き等に関する質問がありましたら,教務担当までメール(rkyo1(at)sci.hokudai.ac.jp)で問い合わせてください。
- 学修・大学生活に関する情報は,理学情報システムを通じてお知らせしますので定期的にチェックしてください。ただし,緊急の用件がある場合には,遠慮無く窓口に来て下さい。
5.学生生活相談室について
- 理学部には学生生活相談室が設置されています。現在は,感染防止の観点から,電話およびメールでの相談を受け付けています。ただし,カウンセラーが緊急と判断した場合には,感染防止対策を施した上で,対面相談を実施する場合があります。心配や不安な事などがあれば,遠慮なくメール(nayami(at)sci.hokudai.ac.jp)もしくは電話で相談してください。詳細は,https://www2.sci.hokudai.ac.jp/counseling#ss01 をご覧ください。
6.体調が優れない場合などの連絡について
- 体調が優れない場合,または新型コロナウイルス感染症に感染していると診断された,感染が疑われる,濃厚接触者に指定されたなどの場合には,必ず以下に連絡してください(登校はしないこと)。
平日8:30~17:00 教務担当 011-706-2670 - 夜間,土日祝日等に新型コロナウイルス感染症に「感染していると診断された場合」は,理学部防災センターへ速やかに連絡してください。状況に関する聞き取りのために,事務部より折り返しご連絡します。
平日17:00~/土日祝日 終日 理学部防災センター 011-706-2660
コロナ禍も1年半以上が経過し,精神的に疲れを感じている人も多いはずです。ワクチン接種が進み,第5波の流行も収束する傾向を示しています。しかし,この感染症に関する理解は未だ不十分であり,これまでに得られた情報から今後を予測することは依然として困難な状況にあります。このため,引き続き皆さんの健康を最優先に,慎重な措置をとらざるを得ないことをご理解ください。心身の不調や修学についての不安を感じたときには,気兼ねなく,早めに学生生活相談室,教務担当,あるいは各学科の教員に連絡してください。
第2学期の授業もオンラインと対面形式の併用で実施されます。これまでの経験を踏まえて,それぞれの利点を活かした受講を心がけてください。対面やオンラインでの双方向授業では,ぜひ積極的に発言し,教員や学生同士で質問や議論のやりとりを行って欲しいと期待します。また,オンデマンド講義では,自分の理解度に応じた反復学習により,着実に理解を深めることができます。自ら学び,思索を深めるには,現在の状況は必ずしもマイナスではありません。様々な制約はありますが,時間とICT環境を有効に活用し,自分の能力を高める工夫を模索,実践して欲しいと願います。引き続き,冷静に,粘り強く感染予防と修学・研究活動の両立に取り組んでまいりましょう。