【ポイント】
- 安全かつ低価格な亜鉛イオン電池の正極材料を開発。
- マンガン酸化物材料を極小ナノ粒子化し、炭素材料との複合材料を作製。
- 現行リチウムイオン電池と同等以上の高エネルギー密度と高出力密度を達成可能。
【概要】
北海道大学大学院理学研究院の小林弘明准教授、松井雅樹教授、東北大学多元物質科学研究所の本間格教授、カリフォルニア大学ロサンゼルス校博士後期課程の勝山湧斗氏、リチャード・ケイナーディスティングイッシュトプロフェッサーらの研究グループは、安価で安全な次世代蓄電池として注目されている「水系亜鉛イオン電池」の高エネルギー化・高出力化に成功しました。
本研究成果は、2024年8月9日(金)公開のAdvanced Functional Materials誌に掲載されました。
論文名:A Nanoparticle ZnMn2O4/Graphene Composite Cathode Doubles the Reversible Capacity in an Aqueous Zn-Ion Battery(ZnMn2O4ナノ粒子とグラフェンの複合体正極が水系亜鉛イオン電池正極の可逆容量を2倍にする)
URL:https://doi.org/10.1002/adfm.202405551
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