生殖発生生物学分野・黒岩麻里教授が、『「Y」の悲劇 男たちが直面するY染色体消滅の真実』(朝日新聞出版)を出版しました。「Y染色体消滅説」から「新しい性の概念」まで、自身の研究も交えて、Y染色体と性にまつわる最新研究を紹介した一般書です。
黒岩教授からメッセージです。
「この本は一般の方向けに書かれていますので、生物学を専門とする方々にはやさしめの内容となっていますが、消えゆく運命にあるY染色体に興味のある方、性の多様についてもっと知りたいという方、これから生物学を学びたいという方にオススメいただければ嬉しいです」
タイトル:『「Y」の悲劇 男たちが直面するY染色体消滅の真実』(朝日新聞出版)
https://publications.asahi.com/product/24825.html
■第1章 ヒトの性はどう決まるか—教科書と実際
■第2章 Y染色体の消えゆく運命—現在進行形の見えざる恐怖
■第3章 そもそも性って何?—素晴らしきその多様性
■第4章 新しい性の概念—科学的に示される”バリエーション”
■第5章 寿命の性差を検証する—なぜ男性は女性より短命なのか
■第6章 性差か、個人差か—脳の男女差を考える