東京理科大学研究推進機構総合研究院のSakiat Hossain助教、同大学理学部第一部応用化学科の根岸雄一教授、北海道大学大学院理学研究院の岩佐豪助教、武次徹也教授らの共同研究グループは、銀(Ag)の一部を白金(Pt)やパラジウム(Pd)で置換した新たな超原子分子を合成し、これらの電子的、構造的特徴を解明することに成功しました。また、Agをベースとした超原子分子を安定的に得るために鍵となる3つの要因を見出しました。
【ポイント】
・銀(Ag)をベースとした金属ナノクラスターにおいて、一部の Ag をプラチナ(Pt)やパラジウム(Pd)で置換した新たなAg超原子分子の合成に成功し、その電子的、構造的特徴を明らかにしました。
・Ag超原子分子を安定的に得るために必要な3つの条件を見出しました。
・本研究をさらに発展させることで、超原子分子の設計指針の確立や新規物質の創出に貢献することが期待されます。
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