生物科学科/高分子機能学の比能 洋 教授、相沢 智康 教授、西村 紳一郎 教授(3名とも先端生命科学研究院)、及びミュンヘン・ルートヴィヒ=マクシミリアン大学のハンズ・J・ガビウス教授(故人)、ヘルベルト・カルトナー教授らの研究グループは、筋ジストロフィーの原因となる糖鎖不全が生じた糖タンパク質に、ガレクチン1を添加することで、細胞外の成分との相互作用が再生することを示しました。
この成果は糖鎖不全筋ジストロフィーに対し、新しい治療戦略を提案するものです。
なお、本研究成果は、2022年10月23日(日)公開のScientific Report誌及び2023年3月10日(木)公開のChemBioChem誌にオンライン掲載されました。
論文名:Exploring the In situ Pairing of Human Galectins toward Synthetic O-Mannosylated Core M1 Glycopeptides of α-Dystroglycan(合成O-マンノシル化コアM1型糖鎖を有するαジストログリカン糖ペプチドに対するヒトガレクチン類のIn situペア探索)
URL:https://doi.org/10.1038/s41598-022-22758-0
論文名:Altering the Modular Architecture of Galectins Affects its Binding with Synthetic α-Dystroglycan O-Mannosylated Core M1 Glycoconjugates In situ(ガレクチン類のモジュール構造が合成O-マンノシル化コアM1型糖鎖を有するαジストログリカン糖ペプチドに対するIn situ相互作用に与える影響)
URL:https://doi.org/10.1002/cbic.202200783
詳細は北海道大学のプレスリリースをご覧下さい。
https://www.hokudai.ac.jp/news/2023/03/post-1202.html