2023年1月19日(木)、学術交流会館にて第12回GFRG(Glycoform-Focused Reverse Genomics)プロジェクトシンポジウムが開催されました。
GFRGプロジェクトシンポジウムは、糖鎖についての理解を深めて応用範囲を広げるために、また新たな研究やビジネスにつながる出会いの場として開催されてきました。生物科学科/高分子機能学の西村 紳一郎 教授(先端生命科学研究院)は、2007年のプロジェクト発足から関わっており、現在も代表世話人を務めています。
糖鎖は、私たちの体内にも存在する生体高分子の一つです。ウイルスや細菌の感染、がんの転移などにも関わっており、糖鎖と疾患の関係が研究されています。シンポジウムでは、腸内環境の研究を応用したワクチン開発やヘルスケア産業創出、エクソソーム(細胞から外に分泌される物質)の研究で進む医療革命などについて講演が行われました。
大学、研究所、企業などから、学生も含めて55名が参加しました。講演後には活発な質疑応答が行われ、休憩時間にも参加者同士が交流を深めていました。
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