北海道大学 理学研究院の佐藤長緒准教授(生物科学部門 形態機能学系),お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科の植村知博准教授,東京都医学総合研究所の佐伯 泰プロジェクトリーダー及び田中啓二理事長,立命館大学生命科学部の深尾陽一朗教授らの研究グループは,スウェーデン農業科学大学のリシケシュ・P・ベールラオ教授,理化学研究所光量子工学研究センターの中野明彦チームリーダーらとの国際共同研究で,SNAREタンパク質SYP61による細胞内物質輸送の制御が,植物の栄養バランス異常に対する適応機構において重要な役割を担うことを発見しました。
本研究成果は,膜交通系の新たな機能を提案すると同時に,不安定な栄養環境において十分な収量を得られる作物の作出への応用が期待されます。
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