オントンジャワ海台は西太平洋の赤道付近に位置する巨大な海底の高まりで、広さは日本国土の4倍以上に及びます。約1億2千万年前に極めて激しい海底火山活動によって形成され、当時の地球環境を激変させたと考えられています。しかし、海台の地下構造が調査されていなかったため、火山活動の原因は未解明でした。
東京大学地震研究所の一瀬助教、海洋研究開発機構の末次上席研究員、北海道大学理学研究院の吉澤和範准教授らの研究グループは、海台の地下構造を推定するためにオントンジャワ海台を含む海域で実施された海底地震観測のデータを使用して、オントンジャワ海台下でプレートの底が周囲より40km深いことを明らかにしました。
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