有機化学第一研究室の石垣侑祐准教授らの研究グループは、電気化学的な刺激を用いることで、アセン骨格の一挙構築と段階的な構造制御に成功しました。本手法は,有機半導体などに利用可能なアセン誘導体を構築する新たなアプローチを提供することに加えて,酸化還元により分子構造を可逆に制御可能なことから新規材料への応用も期待されます。この成果は、化学系トップジャーナルの一つであるJ. Am. Chem. Soc.誌に掲載され、新聞や2021年5月3日掲載のChem-Stationのスポットライトリサーチにも取り上げられています。