現代社会では、AI、IoT、自動運転といった技術が急速に進化し、私たちの生活に劇的な変化をもたらしています。これらの技術の中核を担うのが「半導体」であり、その重要性は「21世紀の石油」とも例えられています。今、Society 5.0の時代に求められるのは、文理の垣根を超えた総合的な学識です。
さて、第2回となる本イベントでは、特に半導体産業を支える素材や製造装置に焦点を当て、その先進的な研究や技術開発に迫ります。半導体産業は、素材や製造装置、さらには社会インフラまで多様な要素が複雑に絡み合った高度な産業です。このため、産業全体を支える基盤技術やメーカーの視点を学ぶことは、未来の技術革新への鍵となるでしょう。
さらに北海道におけるRapidus社による最先端のロジック半導体製造プロジェクトが地域経済に新たな活力を与えている状況もふまえ、その取り組みがいかに素材や機械メーカーとの連携で進化しているかを理解し、半導体産業がもたらす可能性を共に探求しましょう。
概要
日 時:2024年11月26日(火)18:30〜20:30 開場18:00
会 場:北海道大学理学部5号館大講堂
https://www2.sci.hokudai.ac.jp/contact-access
参 加:学生/大学院生のみなさん、半導体に関心のある方、どなたでもご自由に参加いただけます。参加費不要。フォームからお申し込み下さい。
定 員:270名、先着順
申 込:https://forms.gle/N1ws1SnbEY8xxBdf6
※水産系、環境科学系、北大研究林に在籍など、会場で参加できない方はオンラインでも参加できるように配慮します。
登壇者
久世直洋(旭化成株式会社 元執行役員・シニアフェロー)
島 基之(JSR株式会社 執行役員・デジタルソリューション事業開発副担当)
釘宮敏洋(株式会社神戸製鋼所 技術開発本部研究首席)
沖田篤士(株式会社日立ハイテク ナノテクノロジーソリューション事業統括本部)
モデレーター:太田泰彦(日本経済新聞社/「半導体の地政学」の著者)
司会:大津珠子(大学院理学研究院准教授)
プログラム
18:30 開会挨拶・趣旨説明:石森浩一郎(北海道大学副学長/大学院理学研究院教授)
18:33 太田泰彦氏によるイントロダクション(7分)
18:40 ゲストスピーカーによる話題提供(14分×4)
19:40 ゲスト・参加者を交えたディスカッション(参加者との交流)
20:15 閉会挨拶:山本文彦(北海道大学理事・副学長)
主催:北海道大学大学院教育改革推進機構・Ph.Discover
共催:北海道大学大学院理学研究院・北海道大学半導体拠点形成推進本部・北海道大学創成研究機構データ駆動型融合研究創発拠点・北海道大学WPI 化学反応創成研究拠点(ICReDD)
補足(企画の背景)
博士のキャリアパスとして10数年ほど前までは大学や公的研究機関のアカデミアに職を求めるのが常例となっていました。しかし、最近では産業界においてもSociety 5.0を牽引し、新たなイノベーションの担い手となる高度な専門性と創造力を持つ人材が求められるようになり、博士のキャリアパスの拡張に、本学も企業も期待を高めています。同時に、重要な物資としての価値がますます高まる「半導体」が世界的に注目されています。日本の半導体産業に高度な専門性と創造力を持つ人材を積極的に投入することは不可欠です。このような背景から企画されました。
問い合わせ先:北海道大学学務部学務企画課大学院教育改革推進室
daigakuin(at)academic.hokudai.ac.jp
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