生物科学科／高分子機能学の教員8名（先端生命科学研究院）が、2024年度前期「北大道新アカデミー」（市民向け公開講座）の講師を務めます！

テーマは「生物と物質の間　改めて「生命とは何か」を問う」です。最先端の生命科学に携わっている研究者の講義を通じて、私たちの根源的な問い「生命とは何か」に迫ります。

【理系講座】

• 4月6日（土）　化学 X 生命 ＝ 化学生物学、先端生命科学がめざすもの
  門出 健次 教授（化学生物学）
  生命現象は、化学の言葉で説明できます。化学で生命を理解し、応用すると、アルツハイマー病や癌の治療薬などが開発できます。
• 4月13日（土）　細胞分裂から考える「生命とは何か」
  石原 すみれ 助教（細胞生物学）
  細胞分裂では、細胞内の物質が二分されます。細胞分裂の仕組みと、その失敗が細胞にもたらす影響をお話しします。
• 4月27日（土）　生命をささえる「タンパク質」分子の役割
  相沢 智康 教授（生化学）
  「タンパク質」は単なる栄養素ではなく、生命現象の中では「主役」として働きます。その役割と先端の研究についてお話しします。
• 5月25日（土）　進化を通して生命の本質をみる
  山口 諒 助教（数理生物学・進化生態学）
  生物学×数学をテーマに、幅広い生命現象をみることで、生き物の進化の「なぜ」に迫ります。
• 6月29日（土）　柔らかい物質のナノ構造
  李 响 准教授（散乱法を用いたソフトマターの構造解析）
  生き物は目視では丸みのある形を取っていますが、ナノレベルで見ると実は無数の紐（高分子）からできています。高分子のナノレベルの構造の観測方法やそれを利用した物質作りについてお話しします。
• 7月6日（土）　共生する腸内細菌と私たちの健康
  中村 公則 教授（自然免疫）
  この講義では、腸管で生活する40兆を超える細菌たちが、私たちの健康や病気に及ぼす影響を解説します。
• 7月20日（土）　材料的視点での生体組織の機能
  黒川 孝幸 教授（高分子ゲル）
  生体組織を材料として考えると、その特性や構造による多様な機能性が明らかに。人工ゲルを通じて生体組織の謎に迫ります。
• 7月27日（土）　細胞が織りなす神秘の世界を「科学する」
  芳賀 永 教授（細胞生物学）
  「生命」をどのように捉え、どこまで理解を深めることができるのでしょうか。細胞が織りなす神秘の世界について学び、科学の可能性について考えてみましょう。

【北大道新アカデミー】
地域の「知」のために、北大と道新グループが協力して2018年4月に開講した新しい学びの場です。学びたい、学び直したい、北大の研究に触れたい･･･北大の研究の今と、学びたい人をつなぎます。

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