Society 5.0の社会では、文理の区別は通用しません。あらゆる人がAIとともに生きていく時代で、キーワードとなるのが「半導体」。スマホやPCだけでなく、IoT、ビッグデータ、自動運転など、産業用を中心に半導体の用途が広がり、21世紀の石油とも言われています。こうした中、最先端半導体を北海道から世界に届けるRapidus社の壮大なプロジェクトがスタートするなど、道内では「半導体」への関心が急激に高まっています。そこで、『2030半導体の地政学』の著者であり、半導体をめぐる国際情勢を取材してきた太田泰彦氏(日本経済新聞社/北大理学部卒業)をゲストに迎え、最新の半導体を活用して社会を切り拓き創造する人材の育成と近未来のイメージについてディスカッションを通して考えます。
概要
日 時:2024年1月16日(火)18:30〜20:30 開場は18:00
会 場:北海道大学理学部5号館大講堂(2階)
https://www2.sci.hokudai.ac.jp/contact-access
参 加:学生/大学院生のみなさん、半導体に関心のある方、どなたでもご自由に参加いただけます。参加費不要。フォームからお申し込み下さい。
定 員:270名、先着順
申 込:https://forms.gle/fvSWEHgBtncvu4HA7
※水産系、環境科学系、北大研究林に在籍など、会場で参加できない方はオンラインでも参加できるように配慮します。
登壇者
太田 泰彦(日本経済新聞社:『2030半導体の地政学』の著者/北大理学部卒業)
青山 大介(北海道経済部次世代半導体戦略室長)
山本 強(北海道大学名誉教授・総長特命参与)
石森浩一郎(北海道大学副学長・DX博士人材フェローシップ事業統括)
進 行:川上 あき(北海道大学高等教育推進機構特任講師)
プログラム
18:30 開会挨拶・趣旨説明
18:35 太田泰彦氏によるキートーク
19:00 ゲストスピーカーも交えたディスカッション+参加者との交流
20:25 閉会挨拶
主催:北海道大学大学院教育推進機構・Ph.Discover
共催:北海道・北海道大学半導体拠点形成推進本部・北海道大学大学院理学研究院・北海道大学創成研究機構データ駆動型融合研究創発拠点
協力:えぞ財団
補足(企画の背景)
博士のキャリアパスとして10数年ほど前までは大学や公的研究機関のアカデミアに職を求めるのが常例となっていました。しかし、最近では産業界においてもSociety 5.0を牽引し、新たなイノベーションの担い手となる高度な専門性と創造力を持つ人材が求められるようになり、博士のキャリアパスの拡張に、本学も企業も期待を高めています。
同時に、重要な物資としての価値がますます高まる「半導体」が世界的に注目されています。しかし、⽇本は、半導体メモリ・素材分野では世界的なシェアを維持していますが、ロジック分野では台湾や韓国に大きく後れを取っています。この状況を打破するために、最先端半導体を北海道から世界に届けるRapidus社の壮大なプロジェクトがスタートしました。日本の半導体産業に高度な専門性と創造力を持つ人材を積極的に投入することは不可欠です。このような背景から企画されました。
問い合わせ先:北海道大学学務部学務企画課大学院教育改革推進室
daigakuin(at)academic.hokudai.ac.jp
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