生物科学科(生物学)の先輩にあたる、形態機能学系の山口・佐藤研究室の学生2名が以下のように立て続けに学会で優秀ポスター賞を受賞しました。
まず、眞木美帆さん(博士課程1年)は、2019年9月20日~21日に広島大学で開催された第5回「植物の栄養研究会」に参加し、優秀ポスター賞を受賞しました。発表タイトルは「窒素栄養による植物の花成制御機構」です。眞木さんは、これまで未解明のままであった窒素栄養シグナルに応答した花芽形成制御について研究しており、この現象を制御する転写因子の機能解析に関する研究内容が評価されたものです。
そして、Yongming Luoさん(博士課程1年)は、2019年9月21日~25日に中国(南京)で開催された国際学会Nitrogen 2019に参加し、優秀ポスター賞を受賞しました。発表タイトルは「Functional Study of a Deubiquitinating Enzyme in Plant C/N-Nutrient Response in Arabidopsis」です。Luoさんは、植物の成長を大きく左右する糖(Carbon, C)と窒素(N)の栄養バランスである「C/N」シグナルの伝達に関わる新規脱ユビキチン化酵素の発見と機能解析に関する研究内容が評価されました。
いずれも、植物の成長制御機構に関する新たな知見を提供するもので、今後の研究発展が期待されます。