細胞ダイナミクス科学研究室の石原誠一郎助教が、日本癌学会奨励賞を受賞しました。
この賞は、日本癌学会会員のうち癌研究の進歩に寄与すること顕著なる研究を発表し、なお将来の発展を期待し得るものに対し授与されます。2025年9月25~27日に金沢市で開催された第84回日本癌学会学術総会にて、授賞式と受賞講演が行われました。

「がんは硬いと悪くなる」ことについて研究を続けている石原助教。2025年には、硬さのせいでがんが悪くなる仕組みを発見して論文(https://www.cell.com/iscience/fulltext/S2589-0042(25)00317-7)を発表しています。
受賞コメント
「受賞はすごくうれしいですし、励みにもなります。芳賀 永先生をはじめ細胞ダイナミクス科学研究室の皆様や、お力添えいただいた全ての方々に感謝したいです。がんに関する研究会や学会に精力的に参加してきたことで、がんにおける硬さの重要性を多くの人に分かってもらえたのだと思います。今後はこの成果を発展させて、がん治療薬の開発にも取り組みたいです。」
受賞内容
受賞日:2025年9月27日
受賞者名:石原誠一郎
職名:助教
所属:先端生命科学研究院(細胞ダイナミクス科学研究室)
賞名:日本癌学会奨励賞
授与団体:日本癌学会
研究題目:細胞外基質の硬さに着目したがん悪性化機構の解明
関連サイト
日本癌学会 奨励賞 歴代受賞者一覧
プレスリリースを解説!「がんは硬さで悪くなる」(石原誠一郎助教)
