多様性生物学分野・増田隆一特任教授が監修した『生物の科学 遺伝 特集:クマの生物学─多様な進化と生態(2025年1月号)』が出版されました。
ヒグマとツキノワグマを中心として、生物学的特徴ならびに様々な分析科学的研究の最前線が紹介されています。
野生動物の多様な世界に興味のある学生さんや若手研究者に是非読んでいただければと思います。
http://f.crmf.jp/ntsbookco/cc.php?m=h8kz0z19ozef62
【目次】
巻頭グラビア クマ全8種/クマ7種の世界分布
総 論 クマの生物学─進化から文化まで(増田隆一・北海道大学)
特集-1 ヒグマの遺伝と移動の歴史─北半球でのはるかなる旅(増田隆一・北海道大学)
特集-2 ツキノワグマの遺伝学的研究─個体数減少と大量出没の狭間で(大西尚樹・森林総合研究所)
特集-3 ヒグマの食性─個体差と環境変動への応答(松林 順・福井県立大学)
特集-4 クマは植物にとって望ましい種子散布者であるのか? ─森を維持するクマの役割
(小池伸介・東京農工大学)
特集-5 クマ類の冬眠と身体適応性─寝たきりにはならないクマ類の冬眠
(宮崎充功・広島大学)/下鶴倫人(北海道大学)
特集-6 ヒグマの匂いコミュニケーション─背部臭腺に着目して(冨安洵平・帯広畜産大学)