先端生命科学研究院では2024年11月25日(月)に、染色体異常に関する国際シンポジウム Causes, circumstances, and consequences of chromosome abnormalities (染色体異常の原因と、経緯、結果)を開催しました。
ごく最近の疾病ゲノム解析の急発展により、がん・発生障害・神経疾患など広範な疾病の発症に関わる染色体異常の実態が明らかになってきています。腫瘍生物学・ゲノム情報科学・バイオイメージング・合成生物学といった多彩な分野の知見と技術を糾合し、染色体異常による病態形成原理とその制御法に迫る研究が活発化しつつあります。
シンポジウムでは、染色体異常に関するトピックで先導的な研究を展開している、国内外の研究者6名が講演しました。
質疑応答では学生からも多くの質問が出て、最新の知見に基づく白熱した議論が行われました。
本シンポジウムは、先端生命科学研究院で2023年度より開始した部局内ファンド「次世代生命科学国際ネットワーク形成支援」を受けて開催されました。このファンドは、新しい研究分野の開拓にチャレンジする国際的な研究者ネットワークの形成を目的とし、国際シンポジウム等の開催を支援するものです。