2023年6月14日(水)に行われた「キャリアカフェ2023」において、生命科学院 博士課程2年の吉澤 晃弥(よしざわ こうや)さんが講演を行いました。
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このセミナーでは、理学系の博士課程大学院生が、研究や進路選択の際の体験談を後輩に向けて、直接語りかけます。吉澤さんは「高分子で学んだ総合力で探る細胞のしくみ ~学科移行、失敗転じて福となる~」というテーマで話しました。
理学部 生物科学科(高分子機能学)を卒業した吉澤さん。実は、高分子機能学が第1希望の学科ではなかったのだそうです。でも理学部の講義や実習を通して、研究が面白いと感じるようになりました。研究をやってみて、「合わないと感じなかったから」博士課程まで進学したそうです。現在は「倍数性(細胞一個が持つ染色体のセットの数)」と「細胞分裂」をキーワードに細胞のしくみを研究していて、大学院修了後も研究を続けたいと考えています。「最初は不本意なことでも、やってみれば後々自分の力になる」と語っていました。
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