北海道大学理学部は、1930年9月27日に開学しました。開学の動機は、農学、医学、工学という応用学部の中心となるべき純正科学(基礎科学)部門の早急設置という学問的欲求にありました。2020年はその開学から90年という節目にあたります。そこで10年後、輝かしい伝統と未来への希望を集める100周年へ向けての一里塚またはスプリングボードにするために「彩:北海道大学理学部創立90周年特別号」を2021年3月6日発行しました。
本文は寶金清博総長、鈴木章ユニバーシティプロフェッサーからの祝辞、歴代理学部長、2020年度各学科長・事務部長による挨拶、同窓生寄稿文、そして特別企画として杉山滋郎名誉教授による「北大理学部の心意気」等で構成されています。
本日(3月9日)、寶金清博総長に出版の報告をしてきました。総長からは「編纂、ご苦労さまでした。このように歴史や同窓生の言葉を記録として残し、次の世代に伝えることに大きな価値があります。これは教育研究に携わるものとしての責任でもあります。北海道で唯一の理学部として、10年後の2030年(100周年)、さらに次の100年へ伝統を残しながらも進化を続けてください。」とねぎらいの言葉をもらいました。同窓生のみなさんには7月までに順次発送される予定です。また、この特別号発行を皮切りに、4月より100周年に向けた準備を始めますのでどうぞよろしくお願い致します。
発 行:2021年3月6日
編 者:北海道大学理学部創立90周年記念事業実行委員会
発行者:堀口健雄
発行所:北海道大学理学部
製 作:北海道大学大学院理学研究院広報企画推進室