北海道大学の学生サークル「北大古座川町共育サークル ワタリドリ」は、2026年3月15日に和歌山県古座川町で発生した民家火災に際し、迅速かつ献身的な救助活動を行い人命救助に貢献しました。この功績を称え、5月13日に総長特別表彰が授与されました。

寳金清博総長より表彰状が授与され、「今回の救助活動は誇らしい行動、今後の人生においても重要な財産となる」との言葉が贈られました。また、「AI時代においては知識だけでなく、現場での経験を通じた学びが重要である」と、同サークルの活動の意義が強調されました。
同サークルは、和歌山研究林周辺地域で住民との交流や生活支援、子ども向けの学習・体験活動などに継続的に取り組んでおり、今回の救助活動もそうした地域とのつながりの中で生まれたものです。




参考:北大新聞「和歌山研究林付近で火災 北大のサークルが救助・避難誘導」
https://www.hokudaishinbun.com/2026/04/11/10687/
生物科学科・高分子機能学3年 高野拓眞(こうのたくま)さん

今回の火災時、高野さんは救出そのものには直接関わっていないものの、周辺住民への避難誘導を担当しました。「日頃から地域住民と交流を重ねていたことで、どの家に誰が住んでいるか」を把握しており、一軒一軒に声をかけながら迅速に避難を促すことができたといいます。
高野さんは、1年次の和歌山研究林での実習をきっかけに、一緒に参加した仲間と同サークルを設立。現在は約20名規模に拡大し、和歌山研究林周辺地域での交流や支援活動を継続しています。「北大生が現地を訪れる仕組みづくり」という当初の目標も着実に進んでおり、今後も活動を続けていきたいと語りました。 また、和歌山での経験は自身の学びにも影響を与えており、現地教員の助言をきっかけに両生類の研究にも関心を広げています。地域での実体験を通じた学びが、今後の研究分野の選択にもつながりつつあります。
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