小惑星リュウグウから始原的な「塩(Salt)」と有機硫黄分子群を発見
国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)海洋機能利用部門 生物地球化学センターの吉村 寿紘(としひろ)副主任研究員と高野 淑識(よしのり)上席研究員、国立大学法人九州大学大学院理学研究院の奈良岡 浩 教授らの国際共同研究グループは、国立大学法人東京大学大学院理学系研究科、国立研究開発法人産業技術総合研究所、株式会社堀場アドバンスドテクノ、株式会社堀場テクノサービス、サーモフィッシャーサイエンティフィック ジャパングループ、国立大学法人北海道大学、国立大学法人東京工業大学の研究者らとともに、小惑星リュウグウのサンプルに含まれる可溶性成分を抽出し、精密な化学分析を行い、その組成や含有量などを明らかにしました。
本成果は、2023 年 9 月 18 日付(日本時間)で科学誌「Nature Communications」に掲載されま
した。
タイトル:Chemical evolution of primordial salts and organic sulfur molecules in
the asteroid 162173 Ryugu
掲載誌:Nature Communications
DOI:10.1038/s41467-023-40871-0
概要につきましては、プレスリリースをご参照ください。